ものの歩も第8話まで来て、全体の設定が明らかにされてきた模様。
それに伴って今回はかなり面白い展開になっていました。
将棋ファンならずとも楽しめる展開なんじゃないかな?と思ってたりします。
【スポンサーリンク】
第8話”攻略”確定ネタバレ感想!ファンネルマインダー!
信歩が次に戦う相手はネットプロゲーマーの相良十歩。
彼にかかったゲームというゲームはあっという間に攻略されてしまうという”コンテンツ殺し”です。
しかも1回戦では“対局相手が長考しすぎて退屈だった”という理由で、なんとスマホ3台を駆使して将棋ウォーズらしきゲームでソフト対戦を行っていました。
しかも全て勝利!
対局者と合わせて4人同時に指しているので、4面指しというやつで、これは思考力が分散してしまうため非常に高度な技術となります。
で、彼の能力はファンネルマインダー!
ものの歩8話より引用 相良十歩はファンネルマインダーの持ち主
ファンネルマインダーとは、以前解説した大局観に近いものだと思われます。
全体を広く捉え、有利を確立していくタイプでしょうか。
振り飛車などの思考タイプの人がこの系統に属するような気がしますね。
【スポンサーリンク】
信夫の”狭く鋭く”といった一点集中型の思考力、トンネルマインダーと対極の性質を持つ指向タイプとして描かれていますね。
今回の戦形は相矢倉模様から後手が変化し、矢倉中飛車に展開しました。
本来はある程度定跡の流れではあるわけですが、初心者の信歩は毎回”ゼロから読み直す”というプロセスを経ているので、ここまでで消耗している精神力も相当だと思います。
そこで長考に入る信歩。
彼が考えていたのは、次の一手ではなく「なぜだ、将棋が楽しそうじゃない」ということ。
棋は対話なりといいますが、将棋の盤面から相手の思考を読み取り、会話のように進めていく能力が信歩にはあるようですね。
トンネルマインダーとはまた別の能力かもしれません。
その対極の中から信歩は「遊ぼうよ」という声を見出します。
そして、端に銀を出ることで乱戦を選ぶ形に!
十歩はあらゆるゲームで強くなりすぎて、遊ぶ友だちを失ってしまっていたようです。
強すぎるには強すぎるなりの悩みがあるんですね。
ものの歩8話より引用 十歩は強くなりすぎて寂しかったのではないだろうか。
そして最後にはこのカット。
信歩の指した銀出によって、十歩もまたメッセージを受け取ったようです。
まだ”信じられない”といった顔をしてはいましたが、このたった2手である種の会話が成立したんですね。
将棋の良さをよく表してるんじゃないかな、と思います。
次回はセンターカラーにて激しい攻め合いになる模様。
本来矢倉中飛車には先手側からの対策がされているものですが、先手は初心者の信歩ですからね、激戦が予想されます。
十歩がプロを目指す、などといった展開もあるのかも。
【スポンサーリンク】
バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!