【ものの歩】第3話”自分で”確定ネタバレ感想!竜胆登場!

徐々に人気マンガの兆しを見せ始めたジャンプアニメ「ものの歩」

今回は主人公の信歩が学校の将棋部に入るまでのエピソードが中心となりました。

終盤戦に関しては、彼特有の一点集中の思考力、トンネルマインダーがあるものの、まだまだ序盤に関しては定跡を知らない初心者。

これからの展開に期待が高まるところです。

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ライバルの出現

遂に主人公にライバルらしき人物が出現します。

彼の名前は竜胆(りんどう)。

たったひとりで将棋部を運営しているようです。

竜胆
週刊少年ジャンプ ものの歩第三話より引用 竜胆との初対局

彼に入部を希望する主人公ですが、たった1手で「帰れ」と撥ね付けられてしまいます。

将棋には駒を動かす順序で最も効率が良いと言われているもの=定跡という概念があり、初心者はまずこの定跡をある程度覚える必要があるのです。

そこまで定跡を知らなくても初心者同士であれば指すことが出来ますが、中級〜有段者相手だと定跡を知らずに戦うのは、武器を持たずに戦車と戦うくらいの戦力差が生じます。

定跡をある程度知っているのは将棋においてかなり有利になる条件のひとつなのです。

初手
週刊少年ジャンプ ものの歩第三話より引用 初手の常識は76歩か26歩

後にみなと(女の子)に指摘されてこのことを知るのですが、初心者で始めたばかりであれば仕方ないところでしょう。

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終盤の鬼

この物語が、プロ棋士を目指して成長していく物語になるのか、終盤の鬼であるアマチュアとして活動していく物語るになるのかは現在のところではわかりません。

しかし、プロ将棋はそれこそ定跡の塊であり、無数に散らばる定跡の隅々までを覚え、その上でその定跡を壊し、新しいものを創造していく必要がある世界です。

正直プロ棋士を目指し始めてしまったら、かなりリアリティのない漫画になってしまうような気がしています。

逆にアマチュアに関しては定跡がそこまで浸透していない部分があるので、終盤の鬼としてアマチュアで活躍していくのであればかなり面白いのではないでしょうか。

例えば、以下のようなシナリオです。

  • プロ棋士を目指す編
  • 奨励会編
  • プロ入り挫折編
  • アマチュア編
  • プロ再試験編
  • プロ入り(エンディング)

将棋は実力だけがものを言う真剣勝負の世界。

その中ではいくら気合と根性、天才的才能があっても越えられない壁も存在します。

その挫折を描いた長編としていくのであれば、非常に面白くなってくるのではないでしょうか。

実際今回のエピソードでも主人公の天才的な終盤力が炸裂していました。

終盤の鬼
週刊少年ジャンプ ものの歩第三話より引用 終盤になった瞬間驚異的な力を見せる主人公

終盤力に関しては圧倒的な才能を持っている主人公ですから、挫折も踏まえた物語になると深みが出ていいなぁ、と思ってます。

ワンピースなどでもそうですけど、主人公の挫折を描いた漫画は共感を生みますしね、これからが楽しみです。

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