【ものの歩】第2話”垂れ歩”感想!ネタバレ注意!

先週からジャンプに連載がスタートした将棋マンガものの歩

前回は主人公の信歩が難関詰将棋を解くところからスタートしましたが、今回はついに対局がありました。

10枚落ち(相手は王と歩だけ)という超ハンデ戦ですが、今回も結構面白い回だったと思います。

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垂れ歩を気に入る主人公

将棋における格言として、三歩持ったら継ぎ歩と垂れ歩という格言があります。

将棋の格言とは言ってみれば「心得・心がけ」といったもので、こういう考え方をしたら有利になりやすいよ、というものです。

で、今回は上記の格言に登場する垂れ歩について主人公が気に入った、という描写がありました。

垂れ歩を気に入る
ジャンプ ものの歩第二話より引用 垂れ歩を気に入る主人公、信歩

実際に将棋では垂れ歩は非常に強力で、この歩たった一枚で局面を逆転させることが出来たりします。

他にも歩の手筋と呼ばれるものがあり、これらは何気に協力なものばかりです。

歩の手筋一覧

  • 継ぎ歩
  • 垂れ歩
  • 叩きの歩
  • 底歩
  • 中合いの歩
  • 突き捨ての歩
  • つき違いの歩
  • 連打の歩
  • ダンスの歩

特に継ぎ歩〜垂れ歩、叩きの歩、底歩の3種類は非常に使用頻度も多く、最初に主人公が覚えた手筋としてはかなり目のつけ所の良いものかもしれません。

普通は飛車、角に目がいきますからね。

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10枚落ちで勝利

今回は主人公の信歩が10枚落ちというハンデ戦に挑戦しました。

対局者は奨励会員(プロ予備軍)とのことですから、相当な実力者です。

将棋とはルールや駒の使い方次第で、これほどまでの戦力差をひっくり返すことが出来るゲームなので、今回はその事がよく描写されている回だったと思います。

10枚落ち
ジャンプ ものの歩第二話より引用 10枚落ちに挑戦する主人公

一局目は負けた信歩でしたが、二曲目は前回見せた強烈な詰将棋力で辛くも勝利。

これで主人公が豪腕の寄せを持つ終盤型であることが判明しました。

将棋には、全体を通して大雑把に以下の3つの局面があります。

  • 全体の駒をうまく配置して有利な状況を作る”序盤”
  • 戦闘が開始してせめぎあいが行われる”中盤”
  • 実際に相手の王を詰ますか詰まさないかの”終盤”

このうちの終盤に特化した能力を持つということになるのでしょうね。

泰金からの宿題

今回の対局で将棋に興味を持った信歩はプロ棋士への情熱をまた燃やし始めます。

そんな信歩に対して、シェアハウスのリーダー格である泰金からの宿題が出るのですが、その宿題がまた難題

「奨励会に入るには、アマチュアトップクラスの実力が必要だから、東京で一番の実力を身に着けなさい」

とのこと。

確かにそれくらいの能力は必要かもしれませんが、これはかなりの難題だと思います。

アマチュア初段になるだけでも3年以上かかる方が大半ですからね。

とはいえ信歩は終盤力はかなりのものである模様。

アマチュアは特に終盤が重要だったりするようなので、もしかしたらその豪腕であっという間に東京一になってしまうかもしれません。

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