今回はデスノートの登場人物の中から、リンド・L・テイラーという人物について考察していきたい。
彼は原作1巻の時点で登場し、キラ能力の“試し撃ち”に使用された人物だ。
言い方を変えれば、生贄(いけにえ)みたいな解釈をしてしまってもいいかもしれない!
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リンド・L・テイラーの人物像考察、キラ能力の試金石にされた悲劇の人物!
リンド・L・テイラーの外見は以下のような感じ。
テレビ生中継を通じて“自分がLである”と明言した上で、キラの逮捕を宣言した上にキラ=悪であると痛烈に批判した。
当然ながらこれは“本当のL”が書いたシナリオであり、夜神月へ対する挑発。
これに反応した夜神月は、その場でノートを用いリンド・L・テイラーを殺害してしまう!
デスノート1巻より引用 リンド・L・テイラーの外見表現はこんな感じだった!
原作を読んだ人はご存知だと思うけど、彼はあくまで“警察に極秘逮捕された犯罪者で死刑囚”であり、本物のLが事前に用意したキラ挑発用の影武者。
死刑執行時刻に併せてに行われた世界同時中継と銘打った放送と、上記の挑発の影響も相まって、キラの手によって殺害されてしまった。
Lとしてはあらかじめ“キラが見ただけで人を殺せる”と見当を付けていたフシがある。
よって、リンド・L・テイラーが殺されてしまうことも、ある意味では想定の範囲内(確率は低いと踏んでいたけれども)だったようだ。
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リンド・L・テイラーのもたらしたもの。
そんなこんなで上手く使われてしまったリンド・L・テイラーだけど、彼がもたらしたものは大きい。
“世界同時中継”と銘打っていた本放送は、日本の関東地区限定で放送されていたんだ。
つまり、Lは“まずは関東にキラがいると想定してテストしてみよう”と考えていたわけだね。
で、実際にその読みが的中。
月としてはLの謀略に引っかかってしまって、ボロを出してしまったことになる。
結果、Lは何段階かのステップを踏んで“夜神月=キラ”の構図にたどり着くことが出来た。
もしこのタイミングでリンド・L・テイラーが殺されていなかったら、Lが夜神月に辿り着くのにももっと時間がかかったことだろう。
そういった意味では、彼の存在は間接的に“キラ逮捕”に大きく貢献したことになるね!
しかしながら、今になってもLの倫理観に関しては疑問が残ところ。
馬鹿げた話だとしても“Lが見ただけで人を殺せる可能性”を理解していながら、彼を生中継に登壇させた。
これは言い換えればLによる生贄行為でもあり“リンド・L・テイラーはLに殺された”と解釈しても間違いではない…ってことになるだろう。
善悪定からぬLの判断・決断力。
リンド・L・テイラーという一人の人間の死は、Lの優秀性とキラという運命のサイコパスが混じり合った際に消費た“倫理観の歪み”と呼ぶことが出来るかもしれない!!
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