弱虫で泣き虫だった。
学校ではいじめられっ子だったうえ、父親は経営していた会社を3つも倒産してしまって結構な額の借金を抱えた。
父親はパチンコ漬け。母親は愛想を尽かせて出て行った。
大切にしていたサッカーボールには包丁を突き立てられ、唯一大切にしていた夢は盛大に否定された。
真夜中。
真っ黒な暗闇の中に逃げ場を探した、少年の頃の自分にメッセージを捧ぐ。
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いじめられっ子だった少年の頃の自分にメッセージを捧ぐ。
上記に述べたとおり、バトワンはいじめられっ子だったんだ。
同じように痛みを抱える“誰か”がこの世の何処かにいると思う。
もしかしたら、そんな“誰か”が成長した姿がバトワンなのかもしれないし、バトワンが歩んできた過去こそが“彼”なのかもしれない。
でも、そんな“痛み”に出会う前の自分にメッセージを送れるのなら。
もし“痛みに出会ったあと”だったとしても、何か言葉を届けられるのなら何を語ればいいんだろう。
今歩んでいる道が正解ルートかどうかはわからないけど、何かかけてあげられる言葉はあるだろうか?
無邪気に明日を待ちわびていた日々は唐突に終わりを告げ、世界の白と黒は反転する。
あっという間に過ぎ去ってしまう夏休みのように幸せな日々は終わり、魔法が解けたように現実がヌルリと顔を出す。
睨みつけられる視線。
家族から伝わってくるイライラ。
灰皿で殴られても、木刀を叩きつけられても、すでに“痛いだけだ”と判断するようになった。
子どもの力では叶わない“絶対的な暴力”がある。
これこそが社会で、これこそが世界だ。
でも、いつか必ず救われる日がやってくる。
今は環境が絶望的だから“最善の未来”をイメージするのが極めて難しいだけで、その未来は確実に存在するし、その未来に繋ぐことは絶対にできる。
負の無限ループから抜けだそうともがくことをやめなければ、いつか必ず打開策は見つかるはずだ。
チャンスは誰にでも訪れるが、チャンスを掴めるのは準備をしてきた者だけ。
そうだ、今の感覚は間違っていないから、あらゆる準備を万全にするんだ。
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考えろ、書き出せ。その感覚は正しい。
続・少年の頃の自分へ。
何を打開すればいいのかを書き出していくスタイルは良いと思う。
問題点をモヤモヤと脳内に漂わせておくのではなく、紙に書き出していくんだ。
目の前に存在する全ての障害を洗い出せ。
10個でもいい、20個でもいい。
そのままどんどん書き出して、それをしらみ潰しに対策していくんだ。
しかしこの“打開策”は建設的でなくてはならない。
“問題点を破壊する”ような打開策は、真の打開策とは言えない。
そう、無理ゲーのように見えるかもしれないけど、やるしかない。
そういうゲームに巻き込まれてしまったなら、やるしかないんだ。
逃げたっていいし、情けなくたっていいと思う。その感覚は間違っていない。
出来ることは限られているように感じるかもしれないけれど、それはあくまで“固定概念”だ。
固定概念の外側まで想像力を膨らませ、あらゆる可能性を想定しよう。
そして、なにより重要なのは行動だ。
1000の戦略をひねり出しても、1の行動には及ばないことがある。
行動しよう、トライして光が見える方向へ進んでいくんだ。
そうすれば必ず、打開するチャンスは訪れる。
だから“最後の手段”はどうか、使わないでほしい。
どうにか生き延びて、最善の未来へとチャンネルを合わせるんだ。
お前になら出来る。
少年の頃の自分へ、大人になった自分より。
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バトワン世界の歩き方を追記!
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