極限の精神状態が続くサンジ。
もし“ルフィが会いに来てくれていなかったら”どんなに楽だったことだろう。
たった一人で抱え込み、たった一人で決断し、たった一人で一味を離れる。
きっと、そんな流れになっていたに違いない!
しかし、ルフィが会いに来たことによって、その運命には少しだけズレが生じることになった!
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「女の胸で眠ってしまいたい」そう考えるのは仕方ないこと。
ルフィが来たことによって“現実”を突きつけられることになったサンジ。
きっとこれは、目の前の物をちゃんと見ろ!ってことになるのかもしれない。
サンジがしなくてはならないのは“現実直視”であり、これは今の彼にとって最も辛いことだ。
ワンピース844話より引用 バトワンには、この言葉は現実直視を突きつけているようにも見える!
いや、ヴィンスモーク家とビッグマムとの婚姻の運命に従うこともまた“ひとつの現実”ではあるんだけどね。
でも、ルフィには海賊王になるビジョンがしっかりと見えていて、その未来こそが“唯一の現実”なんだ。
そして、サンジがいないとルフィの定義する“海賊王”にはなれない。
よって、ここでサンジが一味から抜ける…という未来に収束させるわけにはいかないし、そんなものはルフィの考える“現実”ではないわけだよね。
明確に見えている実現可能な未来。
それがあるからこそルフィは過去にないほど猛烈にサンジに迫ることになったんだ、きっと。
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「女の胸で眠ってしまいたい」
そんな背景がありながらも、サンジはルフィ達を振り切ろうとした。
実際に振り切れるかどうかは別の話として、相当厳しい心理状態に追い込まれていることは間違いない!
きっと今のサンジの胸中は「何もかも忘れて眠ってしまいたい…」って感じなんじゃないかな?
ワンピース828話より引用 プリンとのぬくもりに包まれて眠れれば、サンジはどれだけ幸せなことだろう。
プリンのぬくもりに包まれて眠れれば、サンジはどれだけ幸せなことだろう。
柔らかい笑顔とやさしい声。
膝枕でもしてもらったり、抱きしめてもらったりして、穏やかな気持ちで眠れれば。
もしかしたら、今のサンジにはそういった時間が必要なのかもしれない…。
少なくともそう考えるのは男としての本能に近いものだと思うんだよね。
何も考えずに、子供のように甘えることが出来れば…みたいな感覚がサンジの中にあったとしても、それは責められることじゃない。
でも、本当にそれで良いのか?
サンジにはもうぐっすり休んでほしいよ…。
そんなことを思ってしまうバトワンだけど、それはサンジのことが“他人事”だから言えるのかもしれない…と考える気持ちも持っていたりしていて。
バトワンがサンジと“同じ立場”だったらどう判断すべきだと考えるかな?
辛くて苦しいけど、やっぱ“甘やかす声”に溺れたくないよな…とは思う。
ワンピース60巻より引用 シャンクスの言葉がバトワンの脳裏をよぎる!
プリンがサンジに対して傾ける想いは偽物じゃないと思うし、サンジももうホントよく頑張ったよ…。
でも、バトワンには、どうしても上記のシャンクスの言葉が脳裏をよぎってしまうんだ。
プリンと結婚して穏やかに過ごす未来をサンジが選んだとしても、それは決して“間違い”とは呼べないと思う。
しかし、心のどこかで「本当に、それでいいのか?」なんて思ってしまうのも事実だ!
まだ、出来ることがあるんじゃないか?
ひとつかふたつ、やり残したことがあるんじゃないだろうか?
ベスト中のベストを尽くして、後悔のひとつも残らないのか?
サンジの胸中を察し心の平穏を祈るのと同時に、サンジがもう一度だけでも闘志を取り戻し“悔いが残らない選択”を選択してもらえるように、心から願いたい!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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