こっちの記事でも軽く書いたんだけど、どうしても伝えたいことなので細部まで入り込んでいく考察として。
ルフィは“ひとつなぎの大秘宝”があってもなくてもどっちでもいいと思ってる気がしてならないんだよね。
ワンピース818話より引用 このカットは結構意味のあるカットだと思う
もしルフィの思考が「“ひとつなぎの大秘宝”を手に入れたら海賊王だ!!」と思っているのであれば、多分こんなセリフにならないんじゃないかなぁ、と思うんですよ。
なんというか、このセリフからは「“ひとつなぎの大秘宝”があろうとなかろうと、これが最高の冒険だから、オレは最高の冒険がしたいだけなんだ!!」と思ってるような感じ。
ルフィにとってはラフテルに辿り着いて“ひとつなぎの大秘宝”が無かったとしてもそれがあるかないかは些細なことなんじゃないのかな、って。
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ルフィの目的は何だろうね?
ここで再度注目してみたいのはルフィの目的。
ルフィは以前シャボンディ諸島で明確に「海賊王の定義」をちゃんと示してるんですよね。
ワンピース 第52巻より引用 海賊王の定義とは?
これこれ、このカット。
この海で一番自由な奴が海賊王だ!ってやつ。
で、あともうひとつは以下。
ワンピース800話より引用 ルフィは偉くなりたいわけでもない!!
ルフィは支配したいわけでもない、偉くなりたいわけでもない、そして“ひとつなぎの大秘宝”があってもなくてもどっちでもいい。
なんというか海賊王に至るまでの過程、プロセスを大事にしている感じですよね。
ルフィは世の中に“一番自由なやつ”と思われたいのかな?
いや、そういう欲すら無くて「おれはこの海で一番自由だ!!!」と自分が感じられたらそれでいいのかも。
ルフィが幼いころにシャンクスたちに憧れたのは、誰よりも自由そうだったから。
それが今でもルフィを突き動かしているのは間違いない気がするね!
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四皇は全部倒すつもりだから
ルフィが“世界で一番自由な海賊王になりたい”というのはよくわかったんだけど、そうなると気になるカットがひとつ。
ワンピース70巻より引用 ルフィは四皇を全て倒すつもりみたい!
このカットを見て「え?シャンクスも倒すん?」みたいな感じになった人多いんじゃないかなー。
実はバトワンもこのカットについては少し謎に思ってたんですけど、ここ最近は少しづつ考え方も変わってきていて。
ほら、世界の三大勢力である海軍本部・七武海・四皇ってあるじゃないですか。
これが崩れるとバランスがおかしくなる…って散々海軍が騒いでるやつ。
この「三大勢力」っていう概念がどこから来たんだろうね?ってことなんです。
海軍本部は世界政府が作ったわけだし、七武海も海軍の任命。
じゃあ四皇は?
今はもう崩れちゃったけど、以前の四皇は白ひげ・赤髪・カイドウ・ビッグマムという顔ぶれだったはず。
この四名が勝手に「おれたちは四皇だー!」って名乗っちゃってたんでしょうか?
ちょっと無理があると思うんですよね、コレ。
だとしたら、四皇っていう肩書も世界政府とか五老星のような「権力者」から与えられたものなんじゃないのかな〜、なんて思ってみたり。
シャンクスは四皇に位置づけられているけど、本人は「ん?四皇?世界が何て呼ぼうと勝手だけど、おれたちはおれたちだ」みたいな感じなんじゃないかなーとか。
ほら、赤髪海賊団ってこんな感じの雰囲気だし。
ワンピース1巻より引用 シャンクスたちはこんな感じの雰囲気だし!
だとしたら、ルフィの「四皇は全て倒す」っていうのはもしかしたらこの「四皇っていう制度」を壊すとか「世界のパワーバランスを壊す」とか、そういった意味なんじゃないのかなって。
「海賊は自由だから楽しいんだ!」って思ってるルフィであれば、「変な肩書なんてあっても世界が窮屈になるだけ」なのかも。
ルフィにとって“ひとつなぎの大秘宝”はあってもなくてもいい。
でもあったらワクワクするしどっちかといえばあったほうが嬉しい。
あと、四皇システムとか七武海とか、貴族とか奴隷とか、そういう類のものが窮屈でイヤだ。
“ひとつなぎの大秘宝”を追いかけながら障害を蹴散らしていくことで、同時に自由を勝ち取る方向へ舵をとれることがわかってるんじゃないかな?
ロジャーの残した財宝を探していく過程で、どこでも自由に楽しく行きていける男になりたい!っていうのがルフィの願いなのかもしれないね!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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