前のページで以下の2点を前提として考察してみた。
そして、ここからは麦わらの一味とビッグマムの関係性を絡めて考えていきたいと思うんだ。
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麦わらの一味との利害の一致
麦わらの一味&トラファルガー・ローたちの狙いは“カイドウの首”なわけだし、これまで彼らがやってきたことに対してビッグマムはそこそこ好感を持って評価をしていると思う。
魚人島では喧嘩を売られたわけだけど、ルフィやローがSMILE工場やSAD工場を破壊してくれたことで、カイドウの脅威がいくぶん薄れたわけだしね。
だからこの行動に関してはむしろビッグマムにとっては好評価なんじゃないかな?
だから、麦わらの一味とビッグマムの間には“交渉の余地がある”と思えてくるんだよね。
そして今回の824話で訪れた“食糧危機”のイベント。
ワンピース824話より引用 食糧危機に陥る麦わらの一味!今後大丈夫かな…?
上記のカットを見てもわかる通り、麦わらの一味はサンジがいないと食料のコントロールにピンチが訪れるんだ。
だから、カイドウ戦に関してはサンジの力は絶対に欠かせない。
ルフィとビッグマムは“打倒カイドウ”という点で目的が一致しているわけだよね。
これが取引の材料になる可能性も充分ある!
これが3つめのキーワード“ビッグマムとルフィ、利害の一致”だと思う。
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カイドウ戦が終わったらサンジが抜ける?
もちろんルフィ達はサンジを連れ戻すつもりでビッグマムのところに向かっている。
で、サンジも今は一味の元に戻るつもりだと思うんだ。
でも、ビッグマムの“プレゼント”による脅迫やヴィンスモーク父との会話など、何かの拍子でひとつの決断をする可能性がある。
「俺がジェルマ66のヘッドになれば、ビッグマムが麦わらの一味へ向ける“プレゼント”を無効化出来るかもしれない」
そう考えても全くおかしくないと思うんだ。
サンジがジェルマ66に戻り、そのヘッド(ボス)として君臨すれば、世界中に潜伏する“戦争屋”を使ってビッグマムのプレゼントを無効化できるんじゃないか?
政略結婚を選択するほど、ビッグマムはジェルマ66という組織に対して脅威を感じているはずだ。
サンジがヴィンスモーク家を継ぎ、ヘッドとして君臨するのが、ビッグマムのプレゼントを封じる最も効果的な方法かもしれない。
そして、ビッグマムと麦わらの一味の目的は“カイドウ打倒”として一致しており、麦わらの一味の船には“食糧危機”が起こっている。
さらにはカイドウとの対決の時期はかなり切迫した状態であることは間違いない。
これらを加味して考えると、サンジが発する可能性として高いのは…。
「最後の航海をさせてくれ。その後は大人しくヴィンスモーク家に戻ろう」
これが麦わらの一味&サンジに取ることが出来る、ベストな選択となる気がしてならない。
サンジがこの選択をすることが出来れば、ジェルマ66の脅威とビッグマムの脅威、カイドウ戦の戦力と麦わらの一味の食糧危機を全て一気に解決することが出来ると思うんだ。
ビッグマムもヴィンスモーク父も納得することだろう。
ルフィは相当納得しにくいと思うけど、それでもサンジが事情を説明すれば全てまとめて飲み込む強さを持っているとは思う。
場合によってはサンジとルフィの大喧嘩もあるもね。
もちろんサンジもまだ一緒に航海がしたいに決まってるし、サンジが戻ってこないと考えるのはツラい。
でも、サンジがジェルマ66のボスとして君臨し、麦わらの一味と別の場所でサポートする…といった展開も充分に考えられる!
あの時スリラーバークで言った言葉が、ここに来て蘇る気がするんだ。
ワンピース50巻より引用 サンジは“この一味で最も厄介な存在になる”と断言している!
サンジがジェルマ66のボスとして君臨すれば、あの時スリラーバークで言ったとおり“この一味で最も厄介な存在になる”のは間違いない!
一緒に航海が出来なくなるのは嫌だけど、それでも一味のためにこういう選択も取れるのが“黒足のサンジ”という男ではないだろうか!
一旦は一味を離れても、どこかのタイミングで“ジェルマ66のボスとして大艦隊・大戦力を率いて駆けつけるサンジ”が描かれる可能性もあるかもしれない!
しかし、このシナリオになると麦わらの一味のコックが不安でならない。
このシナリオならカイドウ戦まではサンジが同行してくれるとしても、そのあとのコックは誰になるんだろう?
的中してほしい気持ちと的中してほしくない気持ちが半々で混在して、複雑な心境になってしまう!
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