当サイトとしては、ワンピースの裏テーマは“歴史は繰り返す”ではないか?と予想しているわけですが、ワンピースを読み返していると、新世界と比較して多くの共通点が登場します。
ゾロが仲間になった第5話に、気になるセリフが出てきますので、今回はそのセリフについてです。
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ゾロの発言「てめェは悪魔の息子かよ…」
ワンピース第5話”海賊王と大剣豪”にて、ゾロの3本の刀を取り返したルフィでしたが、その刀を持ってゾロの前に交渉に立ちます。
「海賊になって犯罪者になるのと、このまま死ぬのどっちがいい?」
仲間になれば刀は返してやる、ということですね。
この「拒否できないオファー」に対してゾロは「てめェは悪魔の息子かよ…」というセリフを残しています。
ワンピース第5話”海賊王と大剣豪”より引用 印象的なゾロの言葉!
こちらの記事でも考察しましたが、ゾロのこのセリフはもしかしたらドラゴンのことを暗示しているかもしれません。
悪魔の息子=ルフィ、ということであれば、悪魔=モンキー・D・ドラゴン、ということになりますね。
そしてモンキー・D・ドラゴン=革命軍であり、世界政府に敵対する組織です。
さらにそこだけに留まらず、物語後半では“神の天敵”というフレーズも出てきます。
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コラソンの語る“神の天敵”について!
物語の後半では、コラソンがトラファルガー・ローに“Dの一族”について説明します。
その一幕に、以下のような表現が登場するのです。
上記のゾロとよく見比べてみてください。
ワンピースより引用 Dの一族について説明するコラソン
“神の天敵”といえば、最初に思いつくのが“悪魔”ですね。
悪魔=モンキー・D・ドラゴン含む“Dの一族”ということであれば、ゾロの発言した「てめェは悪魔の息子かよ…」といったセリフにも納得がいきます。
この時点ではゾロが“Dの一族”や“天竜人”のことを知っていたかどうかは不明ですが、尾田栄一郎先生の粋なはからいとして、あの時のゾロと新世界でのコラソンを重ねあわせ、意味合いをリンクさせたのかもしれません。
逆にそのリンクを意識していないとしたら、この時のゾロの発言は「お前はなんて凶悪な男だよ」くらいで収まっていた可能性もありますからね。
「ルフィ=悪魔の息子…ドラゴン=悪魔(神の天敵)…天竜人(神)」
といった図式が明確に初期から設定されていたことの裏付けと呼べるのではないでしょうか…?
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