こ…これは…。
子供心に読めばアッサリして見えるかもしれないけど、大人になってから振り返ればそ、テゾーロの過去は相当キッツい…。
今回はそんなテゾーロとステラの関係についての感想とかをまとめていきたい。
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テゾーロとステラの関係・エグすぎる過去について思うこと。
マネーによる支配。
これって結構生々しい感じでさ、現代の日本も“お金がないと何も出来ない…”って感じになってきてるし、ソレっぽいとこ正直少しあるよね。
テゾーロの若い時もそういった背景が充分あったみたいで、時の権力者である天竜人から相当に痛い目に遭わされてしまっている。
2016年週刊少年ジャンプ34号より引用 若き日のテゾーロ
劇中のテゾーロの価値観は決して褒められないし、賛成できるものじゃない。
でも、こんな形で天竜人に“希望”を奪われてしまったら、そうなってしまったとしても“納得できる”って感じてしまうのはバトワンだけだろうか?
テゾーロは小さい頃から歌手になりたかったんだ。
流れ着いた奴隷市場“ヒューマンショップ”で出会った女性ステラ。
奴隷として売られることを宿命付けられてしまった彼女が、テゾーロの歌を褒めてくれた。
きっとそれはテゾーロにとって、絶望的だった毎日に灯った“希望”みたいなモンだったんだと思うんだ。
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運命はいつもハッピーエンドに導かれるとは限らない
ヒューマンショップからステラを“買い取る”ことによって、彼女を自由にしようと考えたテゾーロ。
そのために毎日一生懸命汗水たらして働いていたんだ。
もう少しでステラを買い取り、自由にしてくれる額になる。
でも、残念ながら運命は2人に味方してくれなかったみたいだ。
2016年週刊少年ジャンプ34号より引用 奴隷として連れ去られたステラ
ギリギリのところで天竜人に買い取られてしまうステラ。
しかも、テゾーロの目の前で。
いつかのナミも、村を買い取るために頑張って、最後にアーロンに阻まれてしまったけど、あの時の状況と結構感覚としては似ているかもしれない。
ただ、今回のテゾーロ&ステラの関係でエグさに拍車をかけていたのは…。
“2人が相思相愛っぽかったこと”
これに尽きるんじゃないだろうか?
あなたが男性なら、大切な彼女が…。
あなたがもし女性なら、大切な彼氏が…。
目の前で天竜人みたいなヤツに奴隷として連れ去られてしまったら、ちょっとその痛みは計り知れない!
テゾーロにとってのステラは“誰にも代えがたいオンリーワンな存在”なんだ。
でも、天竜人にとってのステラは違う。
原作を読んでいたらわかると思うけど、天竜人の奴隷に対する感覚は“数あるオモチャのひとつ”みたいな感じなんだよね。
命に代えても守りたい大切な人を、暇つぶし程度の動機で奪われたテゾーロの痛みは、ほんと計り知れないと思う。
一度傷は消えない。
トラウマは薄れても、一生残り続けてしまうんだ。
そういった点を考えると、テゾーロの恨みや価値観の転換とかは、ある意味仕方ないものであるとも思えてきてしまう。
映画の中でのテゾーロは確かに嫌なヤツだった。
でも、これは“奴隷制度”とか“支配構造”が生み出した副産物。
言い換えれば、天竜人が生み出した“呪いの化身”って感じなのかもしれないね。
ちょっとこのあたりのエピソードはこれ以上掘り下げると鬱になってくるのでこの辺で止めておきたい!
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