人間を超える異常…レイジュは“彼ら”についてそう表現した。
今回はその辺りについてバトワンなりに掘り下げていければと思うよ!
何を正常として、何を異常とするのか…これはとても難しいことだ!!
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人間を超える異常の発現、愛される資格とか姉としての想いとか。
今回の考察は以下のカットを中心として展開したいと思う。
冒頭でも触れた“人間を超える異常”という表現が用いられた場面だね!
まぁ、普通の状態(通常・正常)とは違うから確かに異常ではあるんだけれども…。
ワンピース852話より引用 1・2・4について人間を越えた異常と表現された!
これについては後述するけど、少し考えさせられるモノがあると思う。
ちなみに、この“異常”について、ヨンジは誇らしく語った。
いや、実際のところ誇らしく思っていたかどうかは不明だけど、バトワンの目にはそう映ったんだ。
ワンピース840話より引用 ヨンジは誇らしく語ったように見えた!
血統因子の操作をされた自分たちこそが“選ばれし人間”かのように感じた。
戦闘面においてずば抜けた能力を持っていることも追い風となって、彼らの自信を更に強固なものにしていったんだろう。
生命の設計図を用いて改造された自分たちこそ“人間の上に立つに相応しい存在”だと思い込んだ…みたいな感じかもね。
ちなみに、有名な言葉に「天は人の上に人を作らず」というものがあるけど(福沢諭吉・学問のススメ)、ジェルマの科学技術はこの概念と真っ向から対立している感じだね!
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選ばれし者の能力か、それとも異常か?
実際のところ、イチジ・ニジ・ヨンジたちをどのように受け止めるかはとても難しい。
例えば以下のように対比してみるとどうだろう。
これらは“どちらの表現も正解だといえる”んじゃないだろうか?
- 常人を遥かに超える才能を持った天才たち、科学技術の到達点・最高傑作
- 異常な特色を強引に植え付けられた、悪趣味な実験の被害者・犠牲者
これらは“常人とは違う彼ら”っていう事実を、別の角度から照らしたに過ぎない。
表現の仕方や状況の受け取り方・解釈の仕方ひとつによって、見え方が180度変わってくる…っていう好例なんじゃないだろうか!
ワンピース852話より引用 「あなたが失敗作な筈がない」と言ったけど…?
ちなみに上記のカットもちょっと意味深かも…なんて思ってる。
「あなたが失敗作な筈(はず)がない」なんて言ってるけど、じゃあ反面「1・2・4は失敗作なの?」って疑問が生まれるよね。
でも、レイジュは別にそこまでは思ってないんじゃないはず…。多分。
根拠は以下のカットとかになるかな。
ワンピース82巻より引用 ヨンジの面倒を見てあげてる雰囲気があるよね!
レイジュはヨンジのために「ごめんなさいね」と言った。
並びに彼女は、弟が“人情の欠片もないひとでなし”であることを付け加え説明したんだ。
何となくだけど、レイジュは別にヨンジのことを嫌いだったり…っていう感覚は持ってないような気がするなぁ。
今思えば、どちらかというと「人間として大切なものを奪われて生まれてきた人だから、私が面倒を見てあげなくちゃ」みたいに考えてるようにも見える。
何回か読み返してると、レイジュは「イチジ・ニジ・ヨンジだって一応は大切な家族」って感じで解釈してるような気がしてきたかも!
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