前回は市民の視点から、世界政府の横暴に対する怒りをすくい取ってみた。
で、今回はそれに引き続き、もっと視点を俯瞰(ふかん)させてみて、広く見てみよう。
あれ?市民も市民で結構悪魔的に見えるような…。
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復讐のシンボルとして標的にされた男、荒ぶる市民。
ドフラの父ホーミングの“人間宣言”によってマリージョアから降りてきたドフラミンゴ達。
当時からドフラミンゴは“悪いやつオーラ”が出ていたわけだけど、以下のカットを見てみると、何が悪なのかよくわからなくなってくる。
抵抗できない3人の男(うち2人は子供)を壁に吊し上げ、めった打ちにする市民たち。
ワンピース76巻より引用 市民による復讐の対象になるドフラミンゴ一家
まぁ奴隷問題云々はあったとはいえ、彼らドフラミンゴ一家がそれをやったって確定したわけじゃないはずだよね。
これってさ、市民の方からも天竜人に対して“差別”してる感じだと思うんだ。
なんか「◯◯人はみんな悪いやつだ!」的な発想が暴力の元にオーバーヒートしてしまったかのような感じ。
いや、◯◯人の中にも良い人と悪い人といるでしょ。
そりゃ天竜人の様子を見る限り、悪いやつだらけのように見えるし実際そうだとは思うんだけど、だからといってそれを“復讐の対象”にしても構わない理由は無いんじゃないかな?
そもそもそれじゃ何の根本的解決にもならないし。
市民の抱えた怒りや痛みを考慮しても、この光景は結構悪魔的だと思う。
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この人達の絡みだよね?
で、上記の“ドフラミンゴ達を吊るしあげた市民”って、ドレスローザの一般市民なわけだよね。
ってことは、以下の人達と親子関係とか親戚関係の人物も多いと思うんだ。
ワンピース80巻より引用 ルフィを逃がそうとする善良な?市民!
ルフィを逃がそうとする善良な市民たち。
このカットを見る限り、めっちゃ笑顔だしいい人そうな市民たちばかりだ。
でも、こういう“普通のドレスローザ市民”こそが、かつてドフラミンゴ一家をはりつけにしたわけだよね。
80巻で藤虎の瓦礫からルフィ達を助けようとした市民たちの中に、ドフラミンゴ達をはりつけにした人も何人か紛れているかもしれない。
その親族とかに至ってはもっと多く潜伏しているはずだ。
ってことは、もし以前のように天竜人の一家がドレスローザで普通に暮らそうと降りてきたら、彼らは再びあの時のようにはりつけにしようとするんだろうか…。
抱えてた痛みや怒りには想像を絶するものがあると思うけど、豹変する市民の様子を想像するとなんだか少し怖くなってしまうような気がする!
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