サンジの一件を見ていると、世界に苦しめられてきた子どもたちの顔が目に浮かぶようだ。
それぞれが違う形で痛みを背負っているわけだけど、そこには必ず“大人”の影がある。
強い力を前に屈服するしか無い子供たちの姿が胸を締め付ける!
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悲劇の子供たち4選考察、世界は痛みで溢れている!
まずはタイムリーなサンジからピックアップしていこう。
サンジは血統因子の操作に失敗したことで、出来損ないと扱われていた。
鉄仮面の下から覗くサンジの涙が痛い!
ワンピース841話より引用 出来損ないだという理由で地下牢に閉じ込められたサンジ。
幼少期にこんな思いをしてしまったら、家族なんてトラウマになってしまうのが普通だろう!
こんな過酷な人生を歩んできて、グレずにまっすぐ育ってきたサンジはすごいね!
ニコ・ロビン
もうひとり麦わらの一味からピックアップしておこう。
考古学者であるニコ・ロビンもまた、大人からの“理不尽”によって苦汁を飲まされた人物のひとりだよね!
サンジと比べると自由な時間が多かったとは思うけど、それを踏まえても“突然のバスターコール”は悪夢以外のなにものでもなかったはずだ!
ワンピース41巻より引用 バスターコールの餌食になったロビン…。
女の人の涙も、子供の涙もバトワンは苦手だ。
どうしても気持ちを移入してしまうし、読んでて胸が苦しくなってしまう!
辛い過去を背負ってきたロビンだけど、今は充実した日々を過ごせているみたいで本当にうれしい!
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ビスケットルームの子どもたち!
前半は麦わらの一味から2名ピックアップしてみた。
一味のメンバーはそれぞれに痛みの記憶を持っているわけだけど、そればっかりじゃ視点が偏るし、後半はちょっと違うキャラたちをピックアップしてみよう!
まずはパンクハザード、ビスケットルームの子どもたちだ!
ワンピース69巻より引用 覚醒剤漬けにされた子どもたち…。
シーザー・クラウンの研究の実験台にされてしまっていた子どもたち。
“キャンディ”と呼ばれる覚醒剤を投与されてしまい、行動を制御されてしまっていた。
普通の子供とはサイズが全く違うし、これはもう人生として取り返しがつかないだろうね。
彼らはもう“普通サイズの人間”としての幸せは難しいかもしれないけど、シーザーから解放されたことは幸い。
どうかそれぞれの幸せを掴み取って欲しい。
ドン・キホーテ・ドフラミンゴ
そして最後はドフラミンゴについて取り上げておこう!
やり口が非常に冷酷かつ卑劣な悪役キャラとして登場したから、彼の過去にはほかと比べてあまり同情は集まらなかったみたい。
でも、バトワンとしてはドフラミンゴも“被害者”の一人だと思ってる!
ワンピース76巻より引用 民衆に追い回されるドフラミンゴ
父親のドンキホーテ・ホーミング聖は、天竜人でありながら下地民に歩み寄ろうとした偉人。
しかし、民衆に受け入れられなかった彼ら一家は滅びの道を歩んでしまった。
ドフラミンゴがやったことを許せるわけじゃないけど、気持ちや考えは理解できると思う!
常にそこには「大人」がいた!
こうやって振り返ってみると、子供が泣く時、常にそこには大人がいた。
大人によって利用されたり、身勝手に巻き込まれたり。
色々なタイプの痛みがあるとは思うけど、それぞれがそういった理不尽の中で苦しみながら頑張って生きてきたんだ。
サンジもロビンも、ビスケットルームの子どもたちもドフラミンゴも“懸命に生きている”という点では共通しているといえるんじゃないかな!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!