ヒルルクの桜。
この桜は後に語り継がれるものだという。
もしかしたら、病に冒された世界中の国々を治療することが出来る万能薬は、ヒルルクの桜だったりしてね。
世界政府の腐敗体制、戦争に明け暮れる権力者達。
彼らの目を覚ましてくれるのが“ヒルルクの桜”だったらいいな。
そんなことを想いながら、今回は筆を走らせたいと思う。
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拝啓、Drヒルルク様。偉大なるヤブ医者が導き出した万能薬のひとつの解。
サクラ王国を象徴する大きな桜。
満月よりも大きくて、こんなに離れても綺麗に見えるんだ。
人の病を治すのが医者だとすれば、たしかにDrヒルルクはヤブ医者かもしれない。
でも、本当に病んでいるのが“人の心”だったとするならば。
ワンピース17巻より引用 夜空に咲く美しいヒルルクの桜
ヒルルクは必死にこの桜を咲かせようとしていた。
それは、人々の“心”こそが病に冒されていると感じていたから。
ここまで読んできてよく分かる。
ヒルルクの言うように、人々の心は確かに病に冒されていると思う。
ワンピース76巻より引用 市民による復讐の対象になるドフラミンゴ一家
天竜人や貴族の横暴。
それに対して怒り狂う市民、とめどなく連なる怨嗟の声。
魚人島では今でも根深く民族差別の傷跡が残っているんだ。
人々の心に刻まれた傷、痛み。
傷口はなかなか塞がらず、熱を持ち、どんどん化膿して悪くなっていくばかり。
権力の腐敗が生み出した呪いの連鎖を断ち切らないといけないんだけど、どこから断ち切るのがベストかなんて、誰も正解を見いだせないだろう。
でも、そんな暗闇の中で“ひとつの結論”を導き出し、メスを入れようとした人物こそがDrヒルルクだと思うんだよね。
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ヒルルクの出した結論とは?
ヒルルクの出した結論。
それがヒルルクの桜に繋がっていると、今では思う。
あんなに壮大で馬鹿げた桜を見せられたら、誰だって心を奪われるに決まっている。
そう、あれはすごいことなんだ。
“ヒルルクの桜”の前では、貴族も貧民も海賊も農夫も、同じ心になれる。
ヒルルクの桜は誰にでも平等に、その美しさを誇っている。
ワンピース17巻より引用 ヒルルクの出した結論とは?
猛毒とされるアミウダケを薬草と間違えて取ってきたチョッパーに対するヒルルクの反応。
この時のヒルルクの思いは察するにはあまりあるところだけど、この笑顔は“本物”だったはずだ。
偉大なる幻想、ヒルルクの桜を生み出したヤブ医者は、世界で一番偉大な医者。
全ての人々の心を繋ぐなんていう“不可能に近い理想論”を大真面目に考えたのがきっと彼なんだろう。
ヒルルクの出した“万能薬”のひとつの答え。
今後のチョッパーがどのようにこの答えを越えていくのか、胸を熱くしながら見守りたい!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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