【ワンピース】本当の人質は「ゼフとの記憶」なんじゃないだろうか?

サンジに付けられてしまった“手枷”

この影響でいよいよ“ジェルマとマムの両方を納得させないとサンジが戻れない”みたいな感じになってきたと思う。

サンジとしては大恩人であるゼフとの記憶を司る、大事な両手を人質に取られてしまった格好なんだよね。

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本当の人質は「ゼフとの記憶」なんじゃないだろうか?

人間には大切な日が2つあるんだそう。

そしてその大切な日というのは“自分が生まれた日”“なぜ生まれたか理解した日”なんだそうだ。

トム・ソーヤーの冒険の著者として有名なマーク・トウェインがそう言ってる。

じゃあ、サンジにとっての大切な日というのは既に明白だろう。

腕輪833
ワンピース833話より引用 サンジが付けられた手枷は、無理に逃げようとすると爆発する仕掛けになっている!

サンジはヴィンスモーク家でイジメを受けていた。

ルフィの兄であるエースと同じように、自分が生まれてよかったかどうか疑問に思っていたはずだ。

そんな感覚を持っていたサンジに命を与えてくれた人、オーナーゼフ。

彼に命を与えてもらった時、サンジはほんとうの意味で“この世に生を受けた”のかもしれない!

だからこそ、サンジはゼフに教えてもらった料理を作る両手を、まさに“親の形見”的な感じで大事にしてるんだと思う。

ゼフはまだ別に死んでないけど、それくらい大切なんだ。サンジにとってその腕は。

833記憶
ワンピース833話より引用 サンジにとっては本当の父親はゼフだったに違いない!!

この両腕を人質に取られてしまった時点で、サンジの胸中が穏やかでいられるわけないよね。

ヴィンスモーク・ジャッジはこの期に及んで、再びサンジの記憶ごと“戦争屋の運命”に絡め取ろうとしている。

生まれ変われたと思っていたはずのサンジにとって、この仕打ちは相当に悲痛で残酷だ!

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オーナーゼフの記憶

思えばオーナーゼフは本当にサンジの父親のようだ。

いや、父親以上に父親らしい男だったと思う。

素行は滅茶苦茶悪いけど、彼から滲み出る暖かさ・優しさは、彼を父親と呼ぶに相応しいものだろう!

8ゼフ
ワンピース8巻より引用 ルフィは父親代わりのゼフのことも知ってるんだよね

サンジはゼフと出会って“自分の過去に決別”することが出来、ルフィたちと出会い共に歩むことで“自分がなぜ生まれたか”を知ろうとするプロセスの途中だった。

もしかしたら、もう少しのタイミングでオールブルーの手がかりが見つかったかもしれない。

そんな状況下で絡め取られた因果の鎖は、想像以上に解くのが難しそうだ。

ルフィのサンジに対する対応が気になる!

そして、最後にルフィのサンジに対する尊重の念もまた気になるところ。

ルフィはサンジの“ゼフに対する恩義”をめっちゃ尊重しているんだ。

それは以下のカットからも見て取ることが出来る。

8断る
ワンピース8巻より引用 ルフィはサンジの意思を尊重している!

そして、サンジは現在、その“恩義”を人質に取られている状態だ。

この状況を打開しないと、サンジが戻ってくることは有りえないだろう。

そして、サンジがルフィよりクレバーなのも気にかかる。

クレバーだからこそ、現状を理解し“ビッグマム&ジェルマ連合に囚われた自分”という存在を、合理的に麦わらの一味から切り離そうとする可能性だってゼロじゃないはずだ!

サンジのことが大好きだから必ず戻ってきて欲しいけど、無事に帰還するまでの道程は想像以上に厳しいことは間違い無さそうだね。

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