とても慎重に言葉を選ばないといけないんだけど、ビッグマムはいわば“力を持て余した子供”といった感じ。
それは例えば以下の記事で考察した内容にも繋がる部分で、自分の心に相応しくない程の力(軍事力・権力もろもろ数多の力)を持ってしまった時、人はどうなるのか?という部分も暗示していると思う!
◯【ワンピース】戦争を知らない子供&わがままクレイジーなリンリンと、彼女を捨てた父母について!
リンリンの悲惨な過去が明らかになった反面、彼女の大物感は少し薄れてきてしまったような気がするかな!
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猛威を振るう怒れるリンリン、あの大物感はどこへ?
まず、彼女の底が少し見えた気がしたシーンは以下のカット。
ついに降りてきたね、ずっと上から目線で見下すような態度を取ってきたビッグマムが同じ土俵に!!
状況が状況だから仕方ないかもしれないけど、これで「四皇vsルーキー」という構図は終わり、ついに「海賊vs海賊」という構図になった感じがする!
ワンピース869話より引用 ついにビッグマムが同じ土俵に降りてきた!
かつてシャンクスが山賊ヒグマに対して怒った時は、別に「相手のレベルに降りた」って感じはしなかったけど、マムの場合はちょっと違う。
怒りから来るヒステリー、そしてその“心の余裕の乏しさ”が、状況をそう見せているのかもしれない!
また、海賊という「今を生きる者たち」に対して、マムは「過去に生きる者」であることも、彼女のヴェールを引き剥がしたひとつのポイント!
今を生きている瞬間の命の煌めきではなく、過去に失われたものを追い続けていること。
このあたりは複合的に考えて、ビッグマムという個人が“中身の伴わないクレイジーモンスターであること”の裏付けとして機能するんじゃないかな!
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かつての大物感はどこに?
しかしここにきて気になってくるのが以下の意味深なカットだ。
ビッグマムはたしかにこの場面で「威勢だけか…?あいつらも…」と発言している!
この言葉は対象に対して“威勢以外の何かを期待する言葉”のように思える…というのが正直なところだ!
ワンピース838話より引用 威勢以外の何かを期待する言葉に見える!
上記の言葉にビッグマムの真意が隠されているなら、それはどういう意味だろうか?
前半で触れた「中身の伴わないクレイジーさ」と、上記の「威勢以外の何かを期待する言葉」という、一見矛盾したように見える両側面を、同時に解決する方法はあるんだろうか?
多重人格の可能性だったり、プリンの記憶操作だったり色々なルートが考えられると思うけど、もしかしたらビッグマムの過去にはもう一段階の“深み”があったりするのかもしれないね!
例えば以下のような!
自分が望んでいることを自覚出来ないこと。
自分が望んでいなかったことを、望むような行動を取ってしまっていたこと。
無自覚に、知らず知らずのうちに、良かれと思って。
そういうことが、人間にはしばしば起こり得るものだよね!
そして、今のマムにはもしかしたらそういう状況が訪れている…と解釈することも出来るかも!
彼女の幼稚な狂気と、これまで垣間見えてきた大物感。
この2つのラインを結ぶ接点はどこに求められるのが正しいんだろうね!
続く考察にも熱が入る!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!