少し間が相手しまいましたが、ワンピースの読み返し考察、第30話になります。
第30話の見出しはこれ。
なんだかドレスローザを髣髴とさせるオモチャの巨人が描かれていますね。
ワンピース4巻より引用 扉絵はおもちゃの巨人が描かれていた
作中ではまだまだキャプテンクロあたりと戦っているエピソード。
この時点でドレスローザの構想があったのかどうなのか、非常に気になるなぁと思ってこの扉絵を眺めていました。
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ワンツージャンゴ!
この第30話のタイトルは”GREAT”。
このタイトルに何が込められているんでしょうか。
今回のエピソードでは、前話の”坂道”をこえて、ルフィ&ゾロが北の海岸に到着。
キャプテン・クロの一味と対峙するところからスタートしました。
ルフィとゾロはこの時点で圧倒的に強く、ジャンゴ率いる旧クロネコ海賊団を圧倒しますが、それに対してジャンゴが催眠術で対抗。
仲間の乗組員を強化します。
ワンピース30巻より引用 乗組員を強化するジャンゴ
この催眠術に関しては、効く相手と効かない相手がいるようですが、特にルフィは効きやすいタイプのようで、ルフィも凶暴化しパワーアップしました。(ただし正気は失って凶暴化している)
こういった凶暴化のシーンに関しては他にも色々と思い当たるフシがありますね。
例えば69巻のこのカット。
これは覚醒剤とはまた違いますが、キャンディを食べることによって巨人化してしまった子供たちが凶暴化しているシーンです。
ワンピース69巻より引用 子供たちはキャンディを求めて凶暴化した。
このカットと上記ジャンゴのカットの共通点は、何かしらに操作されてしまっている”ということ。
ワンピースには他にも操作されてしまっているような描写は色々とありますよね。
例えば…。
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操作されてしまっているケース
他のケースで操作といえば、ドレスローザのシュガーによるオモチャ化。
そして、ドフラミンゴの糸によるコントロール。
ワンピース73巻より引用 ドフラミンゴの糸による操作
上記カットでは、ドフラミンゴによって操作される過去のリク王が描かれていますね。
これも操作→開放の概念を表現した描写の一環だと思います。
このあたりを総合して考えると、ワンピースには“操作からの開放”といったテーマがあるのかもしれませんね。
ドレスローザ編、パンクハザード編でも共通して存在していた、操作と開放の概念。
この概念が第4巻のジャンゴの時から既に登場していたことには驚きです。
第30話の読み返し&感想に戻ります
ルフィはジャンゴ率いる元クロネコ海賊団に対して凶暴化させながらもほぼ全滅させることに成功します。
このあと次の31話にてニャーバンブラザーズが登場するわけですけど、その前についにクロが動き出すわけです。
ワンピース30巻より引用 動き出すクロ
キャプテン・クロはまさに神速といっても過言ではない灼死という高速斬撃を使える元凶悪海賊。
彼の静かなる怒りが上記のカットから伝わってきますね。
焦らず、急がず、冷静・冷徹に任務を遂行する、まさに百計のクロの名に相応しい怒り方だと思います。
次回は遂に元クロネコ海賊団幹部との戦闘の幕が、切って落とされます。
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