【ワンピース】艶美魔夜不眠とソウルキング、2人の剣技に注目してみたい！

以前の考察でも触れてきたんだけど、ゾロの剣技って本当に色々な生物（？）をモチーフにしたものが多いよね！

鬼斬り（鬼）を始めとして虎狩り（虎）、牛針（牛）、龍巻き（竜）、犀回（犀）などなど、ピックアップすればキリがないほどだ！

今回はそんな多彩な技の中から艶美魔夜不眠（えんびまよねづ）について触れていきたい！

艶美魔夜不眠について触れるのはこれで過去2回目かな？

艶美魔夜不眠とソウルキング、2人の剣技に注目してみたい！

ワンピースの面白さ・醍醐味のひとつとして「見るタイミング次第で違った見え方がすること」が挙げられると思う。

いや、これはワンピースだけではなく多くのマンガに共通したことなんだけどさ！

で、今回はWCI編がある程度侵攻したことによって、艶美魔夜不眠（えんびまよねず）の見え方に少しだけ変化があったかもね！

ワンピース40巻より引用　艶美魔夜不眠（えんびまよねず）を構えるゾロ！

艶美魔夜不眠を構えるゾロは上記カットのような感じなんだけど、全身から立ち上る闘気のようなものが死神の形を形取り、的に「刀を曲がって見える」ほどの感覚を与えている！

虎狩りとか牛針も背景に動物のエフェクトが出ていたからずっとこれらは「比喩表現」だと思ってきた。

しかし今振り返ってみると、艶美魔夜不眠の死神のエフェクトは“もっと物理的な力”のように思えるところだ！

WCI編では魂（テャマスィー）＆寿命にスポットライトが当たり、とても物質的な影響力を持っている感じだけど…ゾロの艶美魔夜不眠を始めとする数々の闘気も、これに近い類のものなのかもしれない！

実は昔から、ゾロの生命力・魂・寿命のような「精神のエネルギー」は、さりげなく具現化して戦闘に活用されていた…なんて考えるとちょっと面白いかもね！

前半のアレコレの考えに至った理由は、以下のソウルキングがあったから。

骨の身体からソウルキングを出して戦っているブルックだけど、ゾロの艶美魔夜不眠と少し似ている気がするよね！

だいたいのデザイン・フォルムには共通点が少ないと思うけど、全体の雰囲気としては近い属性を持っているような気がする！

艶美魔夜不眠が生命を司る“死神”であることが、ブルックのソウルキングと近い雰囲気を醸し出しているのかもしれない！

ワンピース876話より引用　これは「ソウルキングを召喚」といっていいのかな？

上記カットでブルックは右手・左手・胴体の3箇所からソウルキングを“出している”ようにみえる。

これを「ソウルキングの召喚」と呼んでいいのかわかんないけど、自分の意思である程度出し入れできる…といった点では、ゾロの生み出す様々なシルエット群と近いものを感じるかも！

あくまで別物、別物だけど近いもの。

ソウルキングと艶美魔夜不眠の死神の間に、なんとなくそんな因果関係を感じてしまってならない今日このごろ。

もし剣技を構えた際に発生する数々のシルエットがゾロの精神エネルギーを象徴していたとしたら…過去のあらゆる技に“新たなる意味”が生じてくる可能性が生じることになるね！

まぁそうなると、ゾロの剣技のリアリティがやや損なわれてしまうため、一部からは反発が生まれる可能性があると思うし成否としては微妙なところ。

とはいえ脳内でそういうルートを模索していくぶんには、充分に楽しめる着眼点のひとつだと思う！