今回の108話の中で最も“表現が深かったカット”は何か?と聞かれると、間違いなくこれだろう!
爆豪の「借り物…自分のモンになったかよ」といったセリフ。
嫌味でも妬みでも僻(ひが)みでもない、爆豪の一本気で漢らしい性格が表現された一言だと思う!
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「借り物…自分のモンになったかよ」個性継承に気付いてる爆豪の胸中は?
爆豪はデクがオールマイトから“個性を継承したこと”を、ほぼ確実に気付いてると思う。
じゃなきゃこんなセリフを言うわけがないんだ。
だとしたら爆豪の胸中は穏やかではいられないはず。
でも以下のカットの爆豪はすでのその事実を受け止め、先に進んでいるように見受けられる!
僕のヒーローアカデミア108話より引用 爆豪はオールマイトからデクが個性を継承したことに気付いてるね。
デクに対して「そんな“力”がありゃ当然だ」と言い放つ爆豪。
デクは一瞬“かっちゃんが認めてくれた?”みたいな慌て方をしたけど、次の瞬間にはこれが見当違いだったことに気付く。
以下のカットと絡めると、爆豪が“個性継承”に気付いているのは明白だと思うんだ。
僕のヒーローアカデミア108話より引用 “そんな力”はオールマイトの力のことだろう。
この一言はデクにどんな思いを抱かせただろう。
オールマイトに憧れていたのは何もデクだけじゃないんだ。
爆豪だってオールマイトにめっちゃ憧れていたことをデクは知っている!
僕のヒーローアカデミア7巻より引用 オールマイトに憧れる子供爆豪!
デクも爆豪もオールマイトに憧れていた。
でも、デクだけがその個性を引き継いだんだ。
そして、それを爆豪は黙って受け入れ、自分の力で越えていくことを誓っている。
だから、ギャーギャーわめかず一言だけ声をかけたんだろう!
普通なら「憧れのオールマイトが、なんでデクなんかに!」みたいな感じで解釈しそうなものなのに、それを乗り越えていくなんて、爆豪の芯の強さがヤバすぎる!
デクの胸中もめっちゃモヤモヤしているはずだ!
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借り物の力とは?
少し細くにはいるけど、今回“借り物”と表現されたのは以下のカットのこと。
これはヒロアカ2巻で描かれた内容だね!
僕のヒーローアカデミア2巻より引用 借り物の力を告白するデク!
これまで“無個性”だったデクが急に個性を使えるようになったのはオールマイトから個性を譲り受けたから。
でも、デクはその誠実さから「かっちゃんだけには伝えないと」って考えたんだ。
だから上記のように“自分に個性があること”を弁明している。
この時のことを、爆豪は覚えていたんだねしっかり。
で、96話ではオールマイトに直接、デクとの関係を質問する場面があった。
僕のヒーローアカデミア96話より引用 オールマイトに直接質問する爆豪!
もうこの時点である程度感づいていたor確信していたとは思うんだけど、一応質問している感じ。
オールマイトは「大事な生徒だよ」的な感じでテンプレの受け答えをしているけど、爆豪も爆豪で「そう答えると思った」と言わんばかりのリアクション。
爆豪はデクに対して特に「お前の個性オールマイトから引き継いだんだろ?」とか問い詰める様子もなかったし、これからもきっとないだろう。
デクもデクで「かっちゃん…、もしかいて気付いてる?」とか聞くこともないと思う。
この確認を取ることはお互いにとってタブーみたいな感じになっていきそうな気がしてしまうね!
爆豪の芯の強さにはホント感嘆してしまう反面、この“微妙な相互認識”みたいなのが溝になりませんように…なんて思ってしまうところだ!
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