ヴィランとかヒーローとか、そういった枠組みの外側を憎む少年、出水洸太くん。
林間合宿でのデクとのやり取りはかなり印象的なものだったと思う。
個性があるとか何だと言って、それをひけらかしたい人が多いせいで社会が混乱していると彼は看破しているんだよね。凄い!
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出水洸太(いずみこうた)と水の個性、ウォーターホースとマスキュラー!
誰もが夢見た…みたいな表現がヒロアカの最初のほうでは行われていた。
でも、洸太くんはなんだかんだこの“個性社会”そのものを嫌っている!
事情は後に判明するんだけど、彼の鋭い目つきは、何もかもを憎んでいるかのようだ!
僕のヒーローアカデミア8巻より引用 洸太の初登場シーン!外見表現はこんな感じだった!
洸太くんに関しては“個性そのもの”を憎んでいる部分があるから、間違ってもヴィランになることはないと思う。
でも、彼のその鋭い目つきは、個性をひけらかす超人社会を生きる人々全体に対して憎しみを抱いているようだ!
それもそのはず、彼の父親と母親は“ウォーターホース”という名で活躍しているヒーローだった。
それを心ないヴィラン…後に登場する血狂いマスキュラーによって殺されてしまったんだよね。
幼い彼にとって、これはよほどの衝撃であったに違いない!
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マスキュラーに対する表情
林間合宿の際に雄英生を狙って襲ってきたヴィラン達。
そのうちの一人に自分の両親を殺害した血狂いマスキュラーが参加していた。
そして、運命のいたずらか、洸太くんはその本人と遭遇してしまうことになる!
僕のヒーローアカデミア9巻より引用 マスキュラーに対して理不尽を感じる洸太!
上記の表情は、なんともいえない表情だと思うんだよね。
怖れと怒り、悲しみが織り交ざった無念の涙。
人間はいろんな理由で涙を流す生き物ではあるんだけど、その中でもこの洸太くんの涙は特徴的だと思う。
まだまだ幼いから、自分の気持ちに整理がつかない部分とかもきっとあると思うし、彼の流したこの涙は単純な“悲しみ”とかでは表現として不十分な気がするんだよね。
水の個性、それでも生きていく。
洸太くんの個性は両親であるウォーターホースから引き継いだ“水の個性”であることが判明している。
方向性としては初期に登場したヒーロー“バックドラフト”みたいな感じだろうか?
燃え盛る炎を消すことが出来るこの個性を、洸太くんはずっと受け入れなかったわけだけど、デクとの出会いによって少し考えを変えたみたいだ。
超人社会という歪み
「個性なんていうものがあるから」
洸太くんのこの主張は本当に的を射ていて、個性なんてものがあるから超人社会はおかしいことになっているんだと思う。
個性があるからひけらかしたいヤツが出てくるし、そいつらが湧いてくるからヒーローに需要が生まれる。
誰しもが個性なんて持たず、穏やかに生きていける社会のほうが幸せだったはずだ。
洸太くんの主張は当然っちゃ当然なんだけど、残念ながら“現状そうなってしまっている”という悲しい現実。
現状そうなってしまうならば、何かしら打開策を取らなくてはいけないわけだよね。
デクに助けられた洸太くんは、これからどのように成長していくんだろう?
ヒーローになって誰かを助ける道を歩むんだろうか?
それとも医者や科学者になって“個性を消す科学”を研究しようとするんだろうか?
物語の中心人物ではないけれど、今後の彼の成長もじっくりと見守っていきたい!
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