黒狼族の九代目首領、パープルウルフ。
今回は彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていけたらと思う!
彼に関してはわりと情報が少ないんだけど、まぁ黒狼族と霊魔達の間に確執を生む元凶となった人物(狼?)の一角だよね!
【スポンサーリンク】
紅狼(パープルウルフ)の強さと人物像考察、黒狼族の九代目首領!
パープルウルフの外見は以下のような感じ。
黒狼一族の子孫・九代目の彼は、八犬士がいなくなって弱体化する霊魔の一族に反旗を翻したわけだね!
彼らの中で行われていた権力争いがいかに苛烈であったかがよくわかる!
銀牙・流れ星銀9巻より引用 パープルウルフは反旗を翻した狼!!
人間の感覚からいえば、地位や名誉の為に戦うのはとても正直な動機ではあるものの、反面少し陳腐であり、低次の欲求のように思える。
しかしながら、狼の立場にたって考えるならば、それらに付随した“ナワバリ”という概念は、人間の感覚とはまたかけ離れたものがあるのかもしれない!
人間は“自らが手にする富や名誉”よりも“使命の為に生きる”とか“誰かのために生きる”などといった感覚を尊いと感じる傾向にある様子。
でも、厳しい野生を生きる狼族にとっては、そういう感覚はあくまで“キレイゴト”のような感じなのかもしれないね!
【スポンサーリンク】
撃破された霊魔の父!
パープルウルフに始末された霊魔の父。
彼の最後の言葉は以下のような感じっぽい!
彼いわく「伝説の八犬士を育てるのだ!」とのこと。
おそらくながらこのカットを読解する限り「権力の復権」を望んでいる…といったところなんだろう!
銀牙・流れ星銀9巻より引用 霊魔の父は奪われた権力の奪還を望んでいるようだ!
上記カットに関してもパープルウルフの時と同様に、欲求の根源について考えさせ得られところ。
欲というものは無限大で、欲すれば欲するほどもっと欲しくなるというのが自明の理だ。
それは富にしても権力にしても、きっと同様の傾向があることだろう。
今回ピックアップしたパープルウルフと霊魔の父のやり取りを踏まえると、彼らが熾烈な“権力争い・ナワバリ争い”の中に身を投じ、永遠の輪の中を回り続けていることが見て取れるかもしれない!
争いは争いしか生まず、次の争いを避けるためにはこちらが争いを避けるしかない。
しかし彼らにとっては、次の争いを避けるためにこちらが争いを避けるならば、さらなる陵辱・屈辱を許容することになる…ということなんだろうねきっと!
争いを避けようという感覚は紳士的で文明的かもしれないけど、彼ら野生の戦士たちにとってはもしかしたら、甘っちょろい平和ボケした感覚…ってことになるのかもしれない!!
【スポンサーリンク】
バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!