政府のプロジェクト
ここで、前回の4話で百舌が“政府のプロジェクト”というフレーズを残していたことを思い出しておきたい。
意味が全くわからない謎のフレーズだけど、この真相が明かされることになるのだから…。
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明かされる真相…!!
8人の合流を果たし、見晴らしの良い“山”の頂上へと登った面々。
残念ながらその光景は、まさに“見渡す限りの大海原”みたいな感じだった。
これにて完全に確信を深めたのか、牡丹が重々しく口を開く…。
7SEEDS(セブンシーズ)2巻より引用 重々しく口を開く牡丹…!!
緊迫した状況が続いてきたけど、今回の牡丹の真剣っぷりはちょっと群を抜いている。
彼女が口にした内容は以下のようなものだった。
これによって各々が“自分の置かれた状況”を理解することになる…!!
7SEEDS(セブンシーズ)2巻より引用 明かされる真相、7seeds計画。
この計画を端的に言うとこうだ。
- 地球への巨大天体群の衝突が“実際に”起こった
- それに対抗するため、人間を“冷凍保存”した
- この冷凍保存は“人間が生きられる環境”にならなければ作動しない
- この冷凍保存はタイミングを“独自に判断して彼らを地表に送り出す”技術
つまり、世界には巨大天体の衝突が起こり、現在は“何年後かも解らない未来の地球”ということになる。
彼らは人間の遺伝子を未来に繋ぐべく未来へと蒔かれた種子(seed)の役割なんだそうだ。
つまり、それこそが本作のタイトルである“7seeds(セブンシーズ)計画”なのだという!!
ここでこれまで点在していたパラパラとした点と点が、一本の線として交わる感覚に鳥肌が立った!!
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信じる?信じない?
さて、ここで面々にはこの言葉を“信じる・信じない”の選択肢が与えられる。
この言葉を信じてしまったら「元の世界の人々にはもう二度と会えない」ということになってしまうわけだね。
とりわけ恋人を残してきてしまった嵐にとっては、非常に厳しい現実だろう。
それこそ普通なら“現実に耐えられない状況”だと言っても過言ではない!!
そして翌日。
そして翌日、それぞれがこの言葉をどう解釈するかをじっくりと考えたみたいだ。
答えが出た者も出なかった者もいることだろう。
ちなみにメンバーの一人・美大出身のちまきは比較的のんきに壁画を描いてたりした。
彼に便乗して自分たちの名前を残す面々。
7SEEDS(セブンシーズ)2巻より引用 便乗して自分たちの名前を残す面々
それぞれが複雑な想いを込めて壁に文字を残す。
恋人がいる嵐にとっては諦めたくないところだし、自分の名前の他に“花へ”というメッセージも刻んでいた。
これまでもかなり危機一髪のアクシデントに見舞われ続けてきた面々だけど、ついに彼らは舟を出す。
そしてここで再び、田村先生の繊細なテクニックが炸裂!!
7SEEDS(セブンシーズ)2巻より引用 牡丹姉から伝えられた元・首相の言葉…!
この言葉、どこかで見覚えがないだろうか?
そう、これは1巻の冒頭で描かれた1ページに記されていた言葉と同一のものだ!
このような形で伏線を回収してくるとは…恐ろしいまでのイマジネーション!!
「目覚めた時君たちは 天国にいるのかもしれない 地獄に居るのかもしれない どちらにせよ たくましく生き延びてくれることを願う」
望んで送り込まれた未来じゃない。
しかし彼らは強引ながらも舟を出す…という選択肢しか与えられなかったみたいだ。
そして、次回の6話ではさらに、田村先生の非常に繊細かつテクニカルな表現技術が用いられることになる!!
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