バトワンが地味に好きなのがこの角又万作(つのまた まんさく)。
彼は漢詩を愛する弓の名手であり、寺に生まれた四男坊だ。
18才の若さとは思えない冷戦沈着ぶりと、達観した様子がクールすぎてしびれる!!
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角又万作の人物像考察、漢詩を愛する弓の名手!
今回は角又万作の人物像について考察していきたい!
彼は今のところ未来へ送り込まれた誰かと恋愛関係になりそうな様子はない。
佐渡編で明かされたけど、彼にはかつて恋人がおり、その思い出を大切にしていたことが特に大きな理由みたいだ。
恋愛感情を育み始めるメンバーも少しづつ現れる中、角又は冷静に状況へと対応していった。
ちなみに現時点での彼の最大の見せ場は以下のシーンかな!
7SEEDS2巻より引用 角又の大きな見せ場、佐渡で弓の腕前を披露した!
脱出するための“鍵”を届けるために、針の穴をも通すほどの空間を弓で射抜いた万作。
未来に送られる前からずっと弓道はやっていたみたいだけど、このシーンは特に感動した!
常に土壇場の状況が続くセブンシーズだからこそ、ここは“失敗する可能性”も充分にあったもんね。
この作品は恐ろしいまでにリアルを追求している感じするし…。
でも、だからこそこの時の一矢は鳥肌が立つほど格好良かったことが印象的だった!!
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角又といえば漢詩だよね!
バトワンもこういう古い詩とかには情緒を感じるほうなんだけど、角又のそれは本当に渋くて良い感じ。
大抵の場面では動揺することもせず、落ち着いて詩を詠む。
崩壊後の未来という絶望的な状況に置かれながらも、心を統一することが出来るのは、精神的な安寧を内側に生み出すテクニックを持っているからだろう。
さすがはお寺で生まれただけあるね!
7SEEDS2巻より引用 いろんな漢詩を覚えている角又!
“国敗れて山河あり”は、誰しもが聞いたことがある徒歩の“春望(しゅんぼう)”だ。
好きな詩だから以下に引用しておこうかな!
春望 杜甫
國(くに)破れて 山河在り 城春にして 草木深し
時に感じて 花にも涙を濺(そそ)ぎ 別れを恨んで 鳥にも心を驚かす
峰火(ほうか) 三月に連なり 家書(かしょ) 萬金(ばんきん)に抵(あた)る
白頭掻いて 更に短かし 渾(す)べて簪(しん)に 勝えざらんと欲す
まさに7seedsにおける“故郷に辿り着いた時の心境”をバッチリと表している詩で、内容を理解すると心臓がズキンとするくらい感動してしまう!
かつて日々を過ごした穏やかな故郷。
それが少し見ない間に変わり果ててしまったことの喪失感は果てしないものだろう。
普通の人なら涙を流して悲しむようなところを、落ち着いて春望を詠む角又の心の芯の強さに胸を打たれるばかりだ!
佐渡編はまだまだ完結していない感じだし、これからの角又の活躍からも目が離せない!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!