アンパンマンの中でもかなりリアリティがある「二重人格者」の設定を持つロールパンナ。
子供向けアニメではあるものの、その境遇にはなかなか悲劇的なものがあり、応援したくなるところです。
今回はそんなロールパンナについて、バトワン風に考察していきます。
ブラックロールパンナを
普通のロールパンナに変えるためにだと思って『いいね』ください pic.twitter.com/Ak8KJat941
— ほりえもん (@FlatVV) 2015, 11月 3
ロールパンナの中に潜む葛藤、痛みとはどのようなものなのでしょうか。
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ロールパンナってどんなキャラ?
メロンパンナの姉であり、バタコの妹としてジャムおじさんに作られたというエピソードを持っているロールパンナ。
しかし、彼女はメロンパンナが偶然見つけた「まごころ草(真心草)」と、制作過程に強引に注入されたバイキンマンの「ばいきん草(ばい菌草)」の双方に影響されてしまうことによって、善と悪の2つの心が彼女の中に共存するようになってしまった…という胸が苦しくなるエピソードがあります。
アンパンマン及びTwitterより引用 バイキンマンの手によって“ばいきん草”を注入されるロールパンナ!
悲劇のヒロインに近い印象を持っている方も多いでしょうが、ロールパンナはまさにそれですね。
自分の中に「善の心」あるいは「悪の心」のどちらかひとつであればこんなに苦しまなかったといえるでしょう。
このあたりは私達現代人と同じかもしれませんね。
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「完全な」ブラックロールパンナ
そんな「善の心」と「悪の心」が1つの人格の中に共存する痛みを抱えるロールパンナですが、後に「真心草」の成分を抜き取られてしまい、善の心が全く存在しない完全なブラックロールパンナとなった事例もあるそう。
これに関してはドクター・ヒヤリが関係しているとのことですが、「全てに対する破壊衝動のもと、行動する人格」といった感じで描かれています。
ブラックロールパンナの状態であれば、石化能力と放電による電撃能力が使えるわけですが、善の心があるときにはなかなか使用できないという設定なんだそうです。
善と悪の葛藤に苦しみ、時には完全に悪に心を染めてしまう。
しかし、最後には善の心を取り戻す…といった流れになることが多いですね。
善の心の状態でも強い
悪の状態だと、完全にパワーバランスが崩壊するほどの強さを持っているロールパンナですが、全状態でもその強さは折り紙つき。
愛する妹「メロンパンナ」に助けを呼ばれると圧倒的なスピードで助けに来て、その場の敵を粉砕してしまうほどの戦闘能力を秘めています。
おそらくは善状態では「誰かを助ける時」にだけ潜在能力が開放され、悪状態では常に能力が開放されている状態であるものの「理性を失っている」といった感じ。
力があるのは悪の方だと思いますけど、全状態のように「力の制御」が出来ないといけないことを、ロールパンナは教えてくれます。
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