【ワンピース】修羅場の重み&絶望の4シーン比較考察、痛みを越えた人物たち!

「天が人に大仕事を任せるときは、まず最初に困難を与える」みたいな言葉を聞いたことがある。

これは大人になってから知った言葉なんだけど、ワンピース世界を見てみるとこの言葉がバッチリ反映されているようで面白いところだ!

難易度1の人生を歩んできた人は難易度1の人生を歩んできたなりに、難易度100の人生を歩んできた人は難易度100なりに…といった具合で、修羅場の重みに比例して、彼らは大物になってきているような気がするね!
(そう考えると、特にバギーが天才的に思えてくる!!)

ってことで、今回はワンピース世界の群雄たちがその体に刻みつけた絶望について触れつつ、その解釈を洗ってみたい!

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修羅場の重み&絶望の4シーン比較考察、痛みを越えた人物たち!

まず最初に触れてみたいのは我らがモンキー・D・ルフィ船長について!

思えばルフィも多くの敗北と挫折を味わってきた男だよね!

シャボンディ・天竜人の一件では大敗し、頂上戦争は兄・エースを目の前で失った。

これらのことは、ルフィの心に「誰かを守るための強さの大切さ」を強く刻みつけたはずだ!


ワンピース59巻より引用 ルフィの絶望は彼を一回り強くしたはず!

ルフィのことは大好きだから、シャボンディの大敗もエースの死も、見ていて胸が痛かった。

しかし、これらの敗北と挫折がなかったら、ルフィの今が無かったことも確かだよね!

深い部分で傷付いたあの時はそのままブチ折れてしまうピンチだったけど、そのピンチを“成長する反動”に還元してしまった男、ルフィ。

あの時のルフィ(と、その決定に従い、2年の修業期間を力に変えた仲間たち!)は本当によく頑張ったと思う!

で、次に確認してみたいのは以下!

ローに関しては忌み名・隠し名問題もあるからそっちも合わせて読むと面白いかも!


ワンピース76巻より引用 ローの絶望は彼をどこへ導くのか?

【ワンピース】トラファルガー家(ワーテル家?)と真実の名、続・忌み名&隠し名問題について!

【ワンピース】トラファルガー・D・ワーテル・ラミ&隠し名・忌み名について、今思うこと!

フレバンスの地獄をくぐり抜け、死体の山に隠れて生き延びたトラファルガー・ロー。

まだ幼い頃、ローはバッファロー・ベビー5に対して自分の出自を語る時「彼の一族には代々…」と、意味深な言葉残している。

トラファルガー家(ワーテル家)は、Dの一族の中でも何かさらに特別な役割を担っている家系なのかもしれないね!

コラさんの本懐、復讐の念を果たしたローだけど、彼はいったいどこへ向かっていくんだろうか?

頂上戦争では緊急でルフィを助けにかけつけてくれたし、ワーテル家は「Dの一族を守る役目」みたいなのを担っている一族だったりしてね!

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ドフラミンゴはルフィとは大正的な絶望への向き合い方をしている!

前半ではルフィ&ローを見てきたわけだけど、以下の男・ドフラミンゴも絶望を力に変えた男だよね!

天竜人から下地民へと堕天した(させられた)悪のカリスマ。

彼は怨みや怒りを原動力に還元し、力に変えた復讐鬼…といった感じだ!


ワンピース76巻より引用 絶望にぶち当たったドフラミンゴ!

互いに“絶望を力に変えた”という1点においては共通していると思う。

しかし、彼らは出会った絶望への向き合い方として対照的だよね!

ルフィは出会った絶望の責任を自分の内側に求め、ドフラミンゴは出会った絶望の責任を自分の外側に求めた。

もしこの向き合い方が逆だったら、きっと以下のようになっていたことだろう!

  • ルフィ…赤犬たちをブッ倒すという復讐のために強くなろうとする!
  • ドフラミンゴ…天竜人・下地民といった階級制度を無くすために戦う、革命の先導者!

出会った絶望の性質が違うし、出会った時のそれぞれの精神状態も違う。

さらにそもそも彼ら2人の根っこにある“人としての本性”が違う。

彼ら2人の人物像と絶望への向き合い方は、それらのことが対比として見事に反映されているように感じてしまうところだ!

で、ラストはNOWな話題として、以下の彼女の絶望について!


ワンピース867話より引用 ビッグマムの絶望は彼女をどう導いた?

突然失踪したマザー・カルメルと羊の家の子供たち。

今少し頭を冷やして過去のビッグマムの振る舞いを確認すれば、もしあの時のみんなが“ただ、いなくなっただけ”ならば、ここまでの発狂は見せないだろう。

今回の「絶望と成長の関係性の理論」も絡めると、マムはなんとなく「自分がみんなを食ってしまったことを知ってしまっている」ような気がする…!

過去の痛々しい記憶を無かったことにするために、偽りにまみれた「夢の国」を作ることに励むマム。

彼女はもともと理不尽なくらい強いけど、その強さに拍車をかけたのはこの“絶望との葛藤”なのかもしれないね!

なんなら彼女は“永遠に逃れられない絶望”の中で苦しんでいるのかもしれない…!

この内容・詳細については次のページで触れていこうと思うよ!お楽しみに!!

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