【ワンピース】公開処刑と悪魔の息吹、最も恐ろしいある種の人々について!

ワンピース世界にはとても恐ろしいものが幾つか存在する。

天竜人とか世界貴族もそうだし、海賊だって当然そうだ。

バテリラの件を見れば海軍だって恐ろしいし、魚人島の一件を見れば魚人族も恐ろしい。

なんだけど、ここはまた少し違った恐ろしさを掘り下げてみたいと思うよ!

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公開処刑と悪魔の息吹、最も恐ろしいある種の人々について!

今回ピックアップしたい恐ろしい集団は“怒れる民衆”だ!

特に以下のカットのノーランドの一件は、なかなかにオゾましい部分があったよね!

ノーランドは彼らに微塵も迷惑をかけてないわけだし、ルブニール王を公開に連れて行ったのは本人が望んだから。

にも関わらず、彼らは(事実確認が曖昧な状況下で)一方的にノーランドを「うそつき!!」と罵ったんだ。

これはとても暴力的で怖いことだと思う!


ワンピース31巻より引用 彼らは一方的にノーランドを嘘付きと罵った!

彼ら民衆には確かに、ルブニール王が流した情報が正しいかどうかを判断する手段が与えられていないと思う。

しかし、だからといって“無実の男の処刑”に対して、このように集団で攻撃を加えて良い理由にはならないんだ。

正しいかどうかを判断する手段がなく、さらに彼ら民衆が直接的に迷惑をかけられたわけじゃないのならば、良識を持って“口を閉ざす”の一択…っていうのが現代の感覚だと思う。

でも、彼らはそうではなく、声高に「うそつき!」と叫んだんだ。ここにちょっとした狂気を感じるよね!

まるで「ノーランドにかけられた疑いを盾(言い訳)にして、公開処刑というショーを楽しんでいるかのよう」な印象すらうけてしまうところ!

まぁ、最初の一声は“ルブニール王の息のかかったサクラみたいなヤツ”が大声で嘘付きと叫び、市民を扇動したのかもしれないけど…。

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人間の奥底に秘められた狂気!

さて、前半ではノーランド周りに渦巻いた人々の狂気について触れてみた。

これではマムのお茶会でキリンのジュースを飲んでいたギバーソンたちと、根源的な精神性において“共通のもの”すら見えてきてしまうくらいだ!

以前に、以下のカットで描かれた“ドフラを吊るした者たち”について触れたけど、これと同じくらいノーランドの一件はヒドい事件だったと思う!

76ドフラ
ワンピース76巻より引用 市民による復讐の対象になるドフラミンゴ一家!

今となってはバトワンの中でも解釈が少し変わっている部分があるからアレなんだけど、詳しくは以下の記事で振れているので良かったら!

【ワンピース】「王の条理」とは何か、悪魔的市民とイチジの感覚!

民衆たちは状況に煽られただけで、悪くはない…と考えたいんだけど、やはり人間の奥底に眠る狂気のようなものを感じてしまう…っていうのが正直な感覚かもしれない。

冤罪(えんざい)として生命を落とすことになったノーランド。

人間宣言をして普通の社会に降りてきたのに“元・天竜人である”ってだけで吊るし上げられてしまったドフラ一家。

厳密にいうと両者の関係には明確な違いがある(そもそも罪的なアレが違う)んだけど、恐ろしさの性質には同質のものを感じてしまうかも知れないね!わかんないけど!!

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