かつてヒーロー殺しとして存在感を放ったヴィラン、ステイン。
今回はそんなステインにスポットライトがあてられることになった。
うーん、やっぱ違うなぁステインは。彼の本質はどう考えてもヒーローだよね〜!
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326話ネタバレ確定感想&考察、ステインの正義![→327話]
まず最初に以下のカットから見ていこう。
ここではオールマイトの像にかけられた「I am not here」の文字が。
さんざん救ってもらいながら、戦えなくなるやいなや掌を返す人々の薄情さにはゾッとするものを感じるところ。
オールマイトもそのことを理解してはいるだろうけれども、心は人だからね。心が打ちのめされることもあるだろう。
ヒロアカ327話より引用 これは心にくるものがあったんじゃないだろうか。
意気消沈するオールマイトの様子はとても人間らしく親近感が持てる。
しかし、読者としてはオールマイトに元気を取り戻してほしいところだよね。
で、今回その役割を果たしてくれたのは以下のステインだった。
ヒロアカ327話より引用 脅威の刺客、ステイン!
ステインに関しては、これまでかなりイザコザがあった相手だった。
飯田くんのお兄さんも彼の被害者だったりするし、ヒーロー側からしたらステインもまた「恐怖の象徴」のひとつだったに違いない。
そして、その考えには常に軸があったよね。
落ち込むオールマイトに突きつけられた刃。脅迫の流れの中で彼がオールマイトに見せたものとは…。
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オールマイトの像へのいたずらを取り払う女性!
オールマイトの像へされたいたずらを取り払ってくれる女性。
こんなことをしても、普通なら自分が危険にさらされるだけで意味がない…というのが合理的な考え方だろう。
しかし興味深いことに、世の中は必ずしも合理性だけで回ってはいないんだよね。
このカットはそのことを強く示しているように思う。
味方がいなくても。無意味のように思えても。
上記、かつてオールマイトに救われた女性のように、たったひとりの戦いを続ける勇者もいるんだよね!これは力強い!!
ヒロアカ327話より引用 オールマイトの像へのいたずらを取り払う女性!
で、今回のラストは以下のカット一連の流れにてフィニッシュ。
ステインは相変わらずギラギラとして恐ろしい雰囲気だけど、本質を見る目もまた確かだ。
個性をもって人々を救ったオールマイトの本質は、個性ではなく「人間性」のほうにあると看破。
これを見抜くことができる人はどれだけいるだろうか!
こんなことができるのは、ヒーロー側にすら少ないかもしない!
ヒロアカ327話より引用 これを見抜くことができる人はどれだけいるだろうか!
こういった点を踏まえると、ステインの本質はやはり「世の中を良くしたい」というところからくるものだ。
ヴィランというよりはダークヒーロー。
少し前のデクもそういう雰囲気だったけど、ステインはさらにそっちの道に大きく振り切れている…って感じかもね!
そして、今回のラストで描かれた「雨、止みそう」のひとこと。
全体を通してみて、今回のヒロアカ327話はかなり感動的な1話に仕上がっていたと思う。
今のジャンプでもっとも深みのある心理描写を描く作品は、間違いなくヒロアカってことで確定でいいだろうねきっと!!
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