【ワンピース】シャンクス悪人説の否定、ドラゴンと対極の存在としてならアリかな？

昨日たまたま見かけたんだけどTwitterのフォロワーさんに「シャンクス悪人説ってどう思いますか？」って聞かれたので、今回はそのアンサー。

これね、バトワンとしてはそもそも「悪人説」という単語自体がワンピースの世界観にそぐわないと思っていて。

頂上戦争のドフラの発言を思い出してみてほしい。

ワンピースの世界では「正義も悪も立場によって形を変える」んだよ〜！

シャンクス悪人説の否定、ドラゴンと対極の存在としてならアリかな？

シャンクス悪人説についてだけど、これについて考えるために「悪人」という言葉の定義をハッキリさせないといけないと思う。

もし「海賊＝悪人」と無条件に定義するなら、シャンクスはおろか全ての海賊はオール悪人だよね。

しかしあえて「シャンクス悪人説」というからには、そこに「海賊にも善悪がある」という前提に基づいているといえると思う。

よって、この場合の「悪人」という言葉は、人格的な面を指していると考えていきたい…！

でね、そう考えた時にシャンクスは「善人・悪人といった小さい枠で収まる人間じゃない」と考えるのが妥当じゃないかな？とバトワンは思うんだ。

ワンピース908話より引用　シャンクスはそんな小悪党じゃないはず！

そもそも善人・悪人というのは、本人が決めることではなく「その他大勢がその人を見てそう判断するかどうか？」という価値観に基づいてる。

判断するのはあくまで一般市民…ということだね！

そうした時に、確かに見るからに悪人…っていうキャラは存在すると思う。（ワポル、スパンダム、浦島、シーザーなど）

こういう小悪党たちは非常にわかりやすいよね、誰からどう見ても悪党だし。

でも、シャンクスが彼らと同じような小悪党か？と聞かれると、それは確実にNoだと思うんだよね。

シャンクスはあくまで四皇。

一般市民に簡単に推し量れるようなの善悪の価値観で動いていないと思うし、そもそも善人・悪人というモノサシを当てようとすること自体が、危険な考えなんじゃないかな？

ちなみに、1話のシャンクスを見ても分かる通り、彼は些細なことは気にしない大きな器（酒をかけられても笑ってスルーするほど）を持っているので、一般市民レベルでいえば“善人”に分類される…と考えるのはアリだと思う。

ということで、シャンクスに関しては「善人・悪人」として考えること自体が、考察としては不適切だと思う。

おそらくながら、シャンクスは「もっと大きな目的」に沿って動いてると思うしね！（例えば以下のカットとかは代表的な例）

黒ひげを追うエースを止めるように白ひげに迫るシャンクス。

彼が気にしているのはもちろんエースの身の心配でもあるけれど、何よりも「暴走する時代」の歯止めについてだ！

ワンピース45巻より引用　シャンクスは善悪の基準よりもっと大きなところで動いている！

上記の件を踏まえた上でシャンクスを「悪人」と呼ぶのなら、それはもはや一般大衆の価値観から見た解釈とは異なってきてしまう。

時代に対する影響に基づき、行動していること。

シャンクスを悪人と呼びたいのなら、歴史に影響を与える可能性のある立ち回りをしていることを咎めるくらいしか出来ないだろうね！

後述するけど、革命軍と対極の位置づけにある可能性ならあるのかも！

繰り返すようだけど「シャンクスは善人・悪人として測れない」ということは断定して良いと思う。

なんだけど、シャンクスの動きを見る限り“時代の暴走を食い止めようとしてる印象”は受けるかもしれないよね！

そういった面でいくと、革命軍であるモンキー・D・ドラゴンとは対極の位置付けにあると考えるのは、ひとつの仮説として有力かもしれない！

現在の安定をひっくり返そうとするドラゴンと、世界の暴走を止めようとするシャンクスでは考え方が違う。

これはどちらが正しいとも悪とも言えない、興味深い対峙だといえるんじゃないかな！

ちなみに、モンキー・D・ドラゴンも革命軍の総司令官として犯罪者扱いされている感じだけど、彼もまた「歴史に影響を及ぼす可能性のある立ち回り」をしている人物だね！

ワンピース80巻より引用　ドラゴンは革命軍の総司令官として、世界政府としては危険視されている！

シャンクスとドラゴンが対極の位置付けで活動している…と考えれば、ドラゴンの目線に立てば“シャンクスは敵”となってくるのが面白いところ。（逆もまた然り）

しかしかといって、シャンクスは世界政府と結託した「政府の犬」であることも考えにくい。

これらのことを踏まえると、シャンクスは「世界政府・革命軍・多くの海賊たち」という3つの勢力とは切り離し、独自の目的のために動く「単独勢力」だと解釈するのが面白いような気がするかな！！