【ワンピース】マウスマンと身分制度、士農工商的なアレについて!

いかにもワノ国に深く根を落としていそうな身分制度。

少し前からテーマとして浮上している環境汚染の問題と同様に、この国に深刻な影を落としているのは間違いない。

ということで以下この問題について、マウスマンに絡めつつ考えていきたい!

【スポンサーリンク】

マウスマンと身分制度、士農工商的なアレについて!

今回の考察テーマとなってくる身分制度は、以降のワノ国編全体をとりまく重要なキーワードとなってくると思う。

実際の日本でも、昔の時代に「士農工商・穢多非人(しのうこうしょう・えたひにん)」といった身分制度があったそうだし、それに軽くなぞらえているのかもしれない。

ちなみに士農工商とは、武士・農民・職人・商人の順に階級にランクがつけられた身分制度で、中国・儒教の流れを汲んだものなんだそうだ。(その下に穢多・非人という階級が存在するとのこと)

ワンピース世界の身分制度は上記のものとは厳密には違うとお思うけど、少なくとも「氏族・下人」の区分けはされているようだね!


ワンピース915話より引用 ワノ国に存在する身分制度を引き合いに出すネズミ!

上記のネズミのキャラそのものについては一旦は置いておくとして、少なくともこの「氏族」という概念が浦島を増長させてしまっていることは間違いない。

少し脱線するけど浦島は、ネズミに「氏族と呼ばれたことによって浮かれ、横暴な振る舞いをした」と受け止めることも出来るかも。

浦島は実は元下人であり、相撲で一発当てたことで氏族になった…みたいな背景もあるのかもね!

【スポンサーリンク】

世界に根ざす身分制度について思うこと!

少し前に語られた環境汚染も深いテーマだけど、今回の身分制度もまた重たくのしかかる問題のひとつ。

天竜人たちの支配する“外の世界”と切り離されているはずのワノ国なのに、このような制度がはびこってしまっている…というのは、個人的にかなりインパクトが強かったかな。

現代社会でも色々な「思想の違い」によって差別があったりすると思うけど、身分制度はその延長線上にあるようにも思えるところ。

鎖国しているはずのワノ国が、奇しくも外の世界のように差別や身分制度に苦しんでいるとすれば、それはもはや「人間とは放っておくと、そうなる傾向を持つ生き物なのかも」なんて思えてくる部分もあるかも。

非常に繊細でナイーブな問題。


ワンピース915話より引用 必要なものだけを残した世界。これも重要なテーマを持っていると見る!

また、バトワンとしては上記のカットも気になるポイントのように見えていたり。

話によるとこの町は、オロチの部下たちによって「生活に必要な商人だけを残し、あとは町の外に追いやられてしまった」のだという。

必要のないものが取り払われてしまった場所。

でも、実際のところ世界というのは絶妙なバランスで保たれていて、ある人間が「必要ない」と感じるものも、均衡を保つために重要な役割をはたしていることがあるんだ。(スズメを害鳥として駆除したらイナゴが大量発生し、田畑を食い荒らしてしまうように)

おそらくながら部分的に、博羅町にもこのような摂理が影響しているんじゃないかなぁ?(だとしたら商人に強い負担がかかっているはず)

現状では浦島のパワー&横暴っぷりに注目があつまるけど、続く博羅町のエピソードの中では、彼らに苦しむ“商人の立場”に立つ人物を結果的に助けることになる…みたいな展開もあるのかもね!

そしたら間接的に、花の都でガマの油売りとして活躍する“ウソ八”とも物語が繋がってくるような気もするし、この辺りも交えつつ考察を入れていくと、新たなる発見にいち早く気付くことが出来るのかもしれない!

【スポンサーリンク】