ドレスローザ編で活躍した海軍大将、藤虎。
ドレスローザ出港時にルフィは“藤虎をぶっとばす”と意気込んでいたものの、実際には「蹴るぞ」「殴るぞ」などと攻撃の手段を教え、相手を思いやりながら戦っていたんだよね。
ワンピース799話より引用 ルフィは藤虎を思いやりながら戦っていた!
ルフィの口からも直接に「おっさんのこと嫌いじゃない」と言っていたし、ルフィは仮に相手が海軍であっても、自分の好き嫌いを多いに戦いに影響させるタイプ。
そして振り返ると藤虎とハンニャバルに共通点があることがわかったんだよね。
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藤虎とハンニャバルの正義を巡る共通点[心象考察]
インペルダウンの副所長、ハンニャバルを覚えているだろうか。
所長の椅子を常に狙っているウッカリさんだったわけなんだけど、ルフィは多分ハンニャバルのことも藤虎と同じように“嫌いじゃない”と思ってると思うんだ。
ワンピース56巻より引用 ハンニャバルの言っていることはかなり正論!
ハンニャバルって言っちゃ悪いけど変な顔してるわけで、なかなかファンもつきにくそうな気がするんだけど、実は彼の言っていることはかなりの正論。
これに対してルフィは“納得している”っぽい感じなんだよね。
彼がルフィの前に立ちふさがった時、ルフィはまず「どけ」と忠告している。
ワンピース56巻より引用 どけ!と忠告するルフィ!
この時点でハンニャバルは明らかにルフィの前に立ち塞がっていたわけで、問答無用でぶっ飛ばしてもよかったはずなんだ。
しかし、ルフィはこのように「どけ」と忠告している。
藤虎の時と同じで、ハンニャバルに対して何か思うところがあったからこその「どけ」だったんじゃないだろうか。
さらに、ルフィとハンニャバルの会話は続く。
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3回も許可を取ろうとしている
ルフィとハンニャバルの問答は続く。
ワンピース56巻より引用 さらに許可を取ろうとするルフィ!
ここでは「どかねェならぶっ飛ばして行くぞ!!!」という形で「どいてくれ」と言っているんだよね。
この辺りは解釈次第かもしれないけど、なんとなく以下の場面に似ている気がする。
ワンピース58巻より引用 頂上戦争でガープにどいてくれ!と頼むルフィ!
頂上戦争でルフィは、ガープのことをぶっ飛ばしたくなんて無かった。
インペルダウンでもハンニャバルの言うことに納得したからぶっ飛ばしたくなかったと思うんだ。
で、それでも立ちふさがるから、仕方なく拳を振るった。
互いの事に納得していても、戦わないといけない場面があるってことだね。
で、ルフィとハンニャバルの問答はこれでも終わらない。
ワンピース56話より引用 ハンニャバルに3回めの“許可”を求めるルフィ!
これで合計3回め。
ここでは「おれはエースの命が大事だ だからどけ!!」
って言っているけど、もしかしたらこれは厳密には「お前の言い分もわかるけど おれはエースの命が大事だ だからどけ!!」なのかもしれない。
ルフィは拳を振るう時、必ずそこに理由がある男だからね。
振り上げる拳のない喧嘩はしない。
ワンピース24巻より引用 ベラミーに笑われた“だけ”のルフィは喧嘩を買わなかった!
空島編でベラミーと対峙した時もそうだったしね。
戦う理由がない相手とは戦いたくない、というのがルフィの考えであることは間違いないはず。
そして藤虎の時もハンニャバルの時も、ガープの時もそれが適用された。
だけど、エースの命などといった利害の対立があったため、人として好きでも戦わないといけないという状況になったんだね。
海軍に所属する藤虎とハンニャバル。
見た目は似ても似つかないんだけど、彼等の根底にしっかりとした“信念”が宿っていることは間違いないと言えそう!
これから先のハンニャバルの再登場に期待したい!
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