劉備に降伏を促した人物のひとり、蒯越(かいえつ)。
今回は蒼天航路の彼についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたい!
彼と劉備のやりとりはなかなかに熱く、興味深い見どころだったと思う!
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蒯越(かいえつ)の人物像考察、劉備に降伏を促した人物のひとり!
蒼天航路における蒯越の外見表現は以下のような感じ。
このシーンは劉備の首を土産に投降しようとしている面々を一括したときのもの。
年齢的にはかなりの御老体なのにも関わらず、その覇気は一級品だったと思う!
蒼天航路・文庫版10巻より引用 蒼天航路における蒯越の外見表現はこんな感じだった!
彼はなんでも三国志・魏書劉表伝によると、深い智謀を有しながらも、逞しい体躯の持ち主であり、さらに「仁の人」でもあったのだそうだ。
蒼天航路では曹操に降るまでのエピソードがかなり印象的で「本当は劉備と共に乱世を歩みたかった感」が滲み出ており、胸をギュッと締め付けられた!
天下人のように、自分の生きたい人生を歩むのもひとつの選択ではあるんだけど、蒯越のような天命を歩むのもまたひとつの選択肢。
主君と仰ぎたい人物を主君と仰げないのもまた乱世の習い…ということだろうか!
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劉備のために暗号のようなメッセージを残す!
総展開越は、劉備のために暗号のようなメッセージを残したことでも知られている。
「天子の陵を船に乗って詣で、牛でも捧げて天佑にすがるしかあるまい」
物資が江陵にあることを暗に告げてくれたこの一言こそが、この時の蒯越にできる最大の歩み寄りだったようだ。
立ち場関係みたいなものがあるので、劉備としては「感謝の言葉さえも言えない」という切なさのようなものもあったかもしれない…!
蒼天航路・文庫版10巻より引用 蒯越に出来た最大の歩み寄りが多分これだった!
蒼天劉備の人気・徳の器というものは、強烈に“人の心に寄り添う”能力にあると思う。
人間、他人の立ち場に立って、他人の価値観で物事を考えるのはとても難しいこと。
それを難なくやってのける事が出来るのが、蒼天劉備という人物の器の正体…って感じがするかな!
この「共感力」は、確かに曹操の圧倒的なカリスマとは対を為す力だと思う。
圧倒的な個人能力を発揮して人を魅了するか、他人に共感する力を発揮することで共感を集めるか。
こういった両者の違いを劉備の側面から際立たせてくれたのが、蒼天航路における蒯越という人物に与えられた、ひとつの大きな役割だったような気がする!
蒯越は以降の展開で活躍することはなかったけど、充分に存在感を発揮した英傑の一人だといえるんじゃないかな!
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