ようやくジャンプ最新号が発売されましたね。
将棋マンガ「ものの歩」も、ついに18話まで進んできましたし、ジャンプでも前のほうに出てくるようになりました。
かなり人気が高まってきているようですね。
今回は、大会編の続編、信歩のライバルである十歩vs定跡マスターの岬を中心に描かれていました。
ものの歩18巻より引用 岬は定跡マスターで序盤の鬼のようだ!
上記カットの通り、なんと岬はここ一年、序盤でリードを許したことがないのだとか!
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岬の強みはどんな感じだろう?
実際の将棋でもそうなんですけど、序盤の定跡でリードをしてくるタイプってやりづらいんですよね。
「どう動かしても相手のフィールドで戦わされている」ような錯覚になります。
将棋のようなに交互に手番を渡しあって進めていくゲームのことを、「二人零和有限確定完全情報(ふたり れいわ ゆうげん かくてい かんぜんじょうほう)ゲーム」といいます。
これに分類されるゲームの特徴は、理論上は完全な先読みが可能であるという点が特徴。
そして、双方のプレーヤーが最善手のを指していけば、必ず先手必勝か後手必勝か引き分けかが決まるという(運の要素がない)という特徴もあります。
実際には選択肢が多くなると完全な先読みを人間が行う事は困難になってくるのでゲームとして成立するわけですが、最初から最善の手を追求してくる「定跡の鬼タイプ」に関しては、最初の最初から「どこかで間違えてくれ…」と願いながら指していくしかなくなるわけです。
こういった心理的プレッシャーを与えながら戦っていくのが岬の強みのようですね。
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十五話で十歩はどう戦っていくのか?
十四話では岬の能力が描写されましたが、それに対する十歩はどのように戦っていくのでしょうか。
このような「常に最善の手」を指そうとしてくる相手に関しては、セオリーとして「こちらから不思議な手を指すこと」が有力な対策となります。
相手が最善の手を指し続けられる理由は主に「徹底的な研究と、その記憶」が大きな部分を占めています。
よって、その研究を外すことが重要になってくるわけです。
「最前の手」よりも「相手の知らない手」を指すことがベストになってくるわけですね。
僕が十歩の立場であれば、確実に相手の研究の外側に出るための「勝負」を持ちかけるタイミングを伺いながら指すことになるでしょう。
しかし、初心者である十歩からしてみれば「どれが最善でどれが次善かわからない」こともあるでしょうから「あえて敵の狙いを外す」というのも難しいはず。
最善の手がわかっているから相手の狙いを外せるのであって、それがわかっているかわかっていないかわからない十歩からしてみれば、不安な戦いになるのは間違いないでしょうね。
ともあれ十歩は類まれなるゲームセンスの持ち主だったりもしますから、どこかで活路を見出すかもしれません。
主人公とライバルの戦いであれば「主人公が勝つんだろうな」といった感じで見れますけど、今回は岬と十歩の戦い。
まさにどちらが勝つかわからない戦いなので、より一層楽しく見れるんじゃないかな、と思います。
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