前回のエピソードで信歩が放った垂れ歩は“悪手”の烙印を押されていました。
しかし、悪手は咎めなければ好手になる、という言葉があるように、今回はこの手が好手に変化したようです。
前回はなった歩がこれからどのように活きてくるのか、楽しみなところ。
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絶好の垂れ歩!
垂れ歩は悪手のようでしたが、結果的に絶好の位置になったようです。
ものの歩第十話より引用
この好手によって、のちのち効いてくるのです。
プロ同士の戦いであれば、悪手を咎められないということは少ないようですが、アマ同士の戦いであれば全くの別物。
悪手は出てもしかたがないところですし、それを咎められないこともしばしば。
そして今回はそういった急転直下の大逆転の様子が描かれている場面です。
悪手を咎められず、あっという間に互角にまで持ち直した信歩。
そして、この白熱の戦いに十歩は感涙します。
涙を流す十歩
生放送をすることで、十歩に対する勝手な意見が飛び交います。
様々な雑念。
それによって、自分が何が楽しくて何がつまらないのかわからなくなっていた十歩ですが、ここに来て本当の自分を悟ったようです。
ものの歩第十話より引用 涙を流す十歩
その感動は、涙となって形作られていました。
上記のカットでわかるように、無敗のゲーマー相良十歩が涙を流します。
この涙は行き場のない孤独を消化する涙なのかもしれません。
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相良十歩の回想
上記に一部書きましたが、相良十歩はゲームの実況をすることで、賛否両論を得ていました。
人気者といえば人気者なのですが、視聴者が匿名で書き込むことの出来るネット中継には、十歩を”ずっと嫌いだった”とか、”ゲーマー引退しろ”などといった身勝手な書き込みが大量に書き込まれます。
もちろん十歩を慕う声もあるわけですけど、これまで彼が、その沢山の声に突き動かされてきたことがわかります。
そして、今将棋盤の前に二人。
十歩と信歩の二人は向かい合っています。
十歩の感じた言葉は非常にシンプル。
「ここは 静かだ。」
この悟り、気づきによって、十歩は救われたのかもしれません。
将棋という宇宙のような迷路。
その中にポツンと2人は取り残され、その中で静けさを存分に楽しむ。
そんなシチュエーションが見事に演出されている回だったと思います。
そして、最後のカットは信歩の渾身の一手!
静けさと静寂を楽しんでいた場面とはうってかわって、爆炎のような終盤戦の幕が切って落とされました。
次回はおそらく決着だと思います。
来週のものの歩も非常に楽しみです。
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