いっやーやっぱ面白いわ!
人間ドラマだね〜チェンソーマンは本当!
この作品は「デビルハンターが悪魔を倒す物語」じゃないんだ。
あくまで「デンジが何を考えどう生きていくかの物語」という側面が主体!
この主従の関係ががっちり固まっていることに、面白さの根幹がある!!
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51話ネタバレ確定感想&考察、デンジ恋の逃走劇![→52話]
多くのバトル漫画では「◯◯という立場の主人公が、☓☓という敵を倒していく物語」というテーマの元で描かれる。
海賊のルフィが敵海賊や海軍と戦っていったり、魔力ゼロのアスタが魔道士や悪魔と戦っていったり。
しかしチェンソーマンはその法則を崩しにいってる感じがするよね?
毎回ながら、キャラの振る舞いが最高すぎる!
チェンソーマン51話より引用 毎回ながら、キャラの振る舞い(言葉のセンス)が最高すぎる!
デンジを狙う立場であるレゼと、彼女に恋心を抱くデンジ。
彼女は非常に危険な悪魔でもあり、ここまでのデンジとの戦いはかなり白熱していた。
しかし今回の展開では一気にシナリオが急展開したね!
チェンソーマン51話より引用 チェーンでレゼを巻き取る!
チェンソーのチェーンでレゼを巻き取り、一緒に海へとダイブするデンジ。
「泳ぎ方を教えたのが間違いだったな」という言葉とか本当、これが伏線となるのか!と感じさせる言い回しだったように思えるところ!
チェーンの使い方も応用が効いてきたし、デンジは着実に成長してるね〜!
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人間ドラマとしてのチェンソーマン!
で、ここで面白いのは以下のデンジの振る舞い。
彼は完全に恋に落ちており、真剣にレゼと逃げようとしている。
これによって「台風の悪魔を倒す物語」ではなく「デンジという男の生きざま」にスポットライトが移行した感じだよね!
ぶっちゃけこの転換は、相当に画期的だと思った!
チェンソーマン51話より引用 完全に恋におちたデンジ!
音楽を作る時は「歌詞先」「メロ先」っていう考え方がある。
歌詞先は歌詞を作ってから歌のメロディーやコードをキメていくパターン。
メロ先は歌のメロディーを決めてから、歌詞を乗せていくパターン。
音楽の場合、これはどっちも良いところがあるんだけれども、この理論をマンガに当てはめるとどうなるかと考えたんだ。
すると「シナリオ先」「キャラ先」という考え方があることに気付いた!
チェンソーマン51話より引用 これはまさにキャラ先の動き!
シナリオ先の場合は「シナリオを先に作って、台本通りにキャラに動いてもらう」という考え方。
キャラ先の場合は「キャラをしっかり彫り込んで、彼らを好きに動かした結果がシナリオになる」という考え方。
作風にもよるけれども、現代で人気が出るマンガといえば、後者のパターンのほうが圧倒的に多い気がするかな!
逆をいうと、前者のパターンはすでにかなりやり尽くされてる感があると思う。
上記のカットとかはまさにキャラ先の権化だよね。
デンジは公安すらも抜け出して、自分の人生を歩もうとしてるっぽい感じ。
今回のチェンソーマンは、藤本タツキ先生のキャラの彫り込みの素晴らしさが一段とクローズアップされた1話になった気がするかも!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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