前回のエピソードは、ネオのおぞましさがひとしきり語り尽くされたあと、ドンスライムとネオの衝突開始!といったところで幕を降ろしました。
そして今回はいよいよドンスライムとネオの戦闘の火蓋が切って落とされます。
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グルメ359話「ドン・スライム、その名は!!」確定ネタバレ&考察!
かつて星ごと破壊したとされるドンスライムのパンチがネオを直撃します。
トリコ359話より引用 ドンスライム突撃!!ネオとの戦闘開始!!
上記のカットでは、一撃放っただけでクレーターが出来るほどの破壊力がよく伝わってきます。
ドンスライムの攻撃1発の破壊力がいかに強力であるのかがよくわかりますね。
ドンスライムはネオと対峙しますが、ドンスライムの心を占めていたのは「ネオとの戦闘」ではなく「一龍との思い出」だったのです。
この思い出の回想シーンがかなり感動的だったんですよね。
一龍に徐々に心を開いていくドンスライム
今回は一龍とドンスライムの出会いと、2人が辿ったプロセスが描かれています。
ドンスライムは自分が「宇宙の王」だったこともあり、一龍の中にその「素質」を見出しました。
しかし、一龍は若い頃から質素で素朴、自分よりも誰かの腹を満たしてあげたい、といった人格者。
一龍はほんと慎ましい性格をしていますからね、食欲で腹を満たすことばかりを考えていた丼スライムにとってはなかなか理解しにくい存在なのかもしれません。
ドンスライムは何度も何度も一龍に美味なる食材をたらふく食わせようとしていましたが、一龍は意に介せず。
なんというか、「一龍、お願いだから食ってくれ」くらいのところまでの関係になってしまっていました。
トリコ359話より引用 ドンスライムが一龍にかまって欲しいかのように見える!可愛い!!
このあたりの一龍とドンスライムのエピソードはなかなか微笑ましく、あのドンスライムがかまってほしそうにしているかのように見えるんですよね。
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「名前」をつけてくれた
かつて宇宙で小さい星なら「複製」すら出来たドンスライムが一龍と「食え」「興味ない」のやりとりを繰り返して行く中で、2人の信頼関係が徐々に出来てきているのがよくわかります。
ドンスライムはある日一龍に語ります。
「私はグルメ細胞そのもの 食欲と食の記憶以外何もない」
それを聞いた一龍は、まだ名前すら無かったドンスライムに「名前」を与えてあげたのでした。
この時の一龍のほほ笑みがかなり優しい雰囲気で好きです。
で、ちょっとテレるドンスライムが可愛い。
トリコ359話より引用 名前をつけられて恥ずかしそうにするドンスライム!
これがきっとドンスライムにとってかなり大きなことだったんでしょうね。
宇宙の王クラスでもあるドスライムですが、一龍のことが大好きなんだな、とよくわかる描写です。
そして、ドンスライムはこうも言います。
トリコ359話より引用 ドンスライムは一龍に深い感謝をしていることがわかる!
「食い物以外で初めて… 私の腹を…心を…細胞すべてを満たしてくれたんだ…」
これはドンスライムにとってかなり驚くべき経験だったんでしょうね。
一龍との信頼関係がガッチリ固まったのもこのエピソードがあったからこそだと思います。
一龍の夢と、変わっていくドンスライム
一龍と出会った頃のドンスライムは食欲と食の記憶しかない、単なるグルメ細胞でした。
しかし、一龍の優しさや考え方に触れるに連れて、いろいろと変わっていきます。
「ワシの夢は… 世界中の全ての人々が同じ食卓につくことじゃ… 弱い人が下を向かず、権力者がふんぞり返らず… みんな笑顔で同じ高さの食卓に…」
一龍はいつか終わる自分の短い人生を、誰かのために使おうという固い信念を持っていたのでした。
この信念に対してドンスライムは完全に感服。
質素で素朴な一龍がよく食べていた豆…ミリオンの種を「やめられない味」とまで評するように変化していきます。
トリコ359話より引用 ミリオンの種もやめられない味になってきたドンスライム
へんてこな豆。
でも、一龍が気に入っていた豆。
これを食べて「やめられない味になってきた」と発言したドンスライムの言葉を聞いて、一龍も「そうじゃろう そうじゃろう」と満足気に微笑みます。
一龍とのやりとりひとつひとつが、ドンスライムの心を満たすフルコースなのかもしれません。
交戦開始!
「お前は名前を呼ばれたことがあるか?」とネオに問うたドンスライムでしたが、ネオはその思い出を「脆弱」と評します。
トリコ359話より引用 一龍をバカにするネオ(アカシア)!
食欲以外の感情を持っちまった生物は、何よりも脆弱。
そして、一龍に対しても「弱い」と評するわけですが、これがドンスライムの逆鱗に触れました。
「一龍の文句は それだけは言わせんぞ アカシア!!(ネオ)」
ドンスライムはその言葉に劣化のごとく怒りを露わにします。
トリコ359話より引用 ようやくドンスライムの本気が見れそう
いきなりフルパワーモードっぽい感じですかね、ドンスライムはついに本気になり、ドン・フォークとドン・ナイフを構えます。
以前は一龍の肉体の中に宿っていたので問題なく使用できていた技なのかも知れませんが、現在のドンスライムの肉体はアサルディのもので出来ています。
「さぁ もってくれよ体… 頼むぞい アサルディ」
と心にひとつ呼吸を置き、ついに戦闘が開始する様相です。
今回のエピソードはドンスライムと一龍との信頼関係がいかに深いか?といった点についてを中心に描かれていましたが、ついに次回はネオとの戦闘が見れるかもしれません。
次回が実に楽しみですね!!
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