元・IGO会長、一龍。
彼は既に死んでしまったキャラクターだけど、その影響力は後に多く残っている!
今回はそんな一龍と、そんな一龍に心を許してしまったグルメ細胞、ドンスライムについて触れていこう!
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一龍の強さと人物像考察、ドンスライムとの友情について。
グルメ四天王にとって育ての親のような存在であり、親しまれていた一龍。
このグルメ時代にありながら、質素をモットーとして食を制限したりしていた姿は、まさに尊敬の対象であるといえるだろう!
そしてそんな質素な一龍の中には、奇しくも食欲の悪魔・ドンスライムが眠っていた!
トリコ339話より引用 一龍の中に潜んでいたドンスライム。2人の関係はとても古い!
このドンスライムと一龍の関係が、なかなかに偉大な一歩であるといえると思う。
もしかしたらこの2人のやりとりは、最後の最後で物語に影響してくるんじゃないかな?
そもそもトリコの時代は“グルメ時代”と呼ばれる飽食の時代。
言い換えれば、飽食を楽しむ“食欲の権化たちの戦いの物語”といえるだろう。
しかし、一龍はそんな時代に逆行して“分け合う心”を最重要視したんだ。
これはある意味、グルメ時代における“偉大なる一歩”と呼べるかもしれない!
武力としても強い一龍だったわけだけど、なによりその精神性こそが、強靭な哲学に基づいていたといえるだろう!
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ドンスライムの心をも開く!
ドンスライムは一龍に沢山食べさせようとしたんだ。
でも、一龍はそれを拒んだ。
でも、ドンスライムは何度も何度も耳元で囁いた。
もっと美味いものを食え、もっと豪華なものを食え。
でも、一龍が好んで食べていたのはこの“へんてこな豆”だったんだよね。
トリコ359話より引用 ミリオンの種もやめられない味になってきたドンスライム!
最初は嫌々って感じで食べていたドンスライムだけど、だんだんこの豆が美味しいと感じてきたみたいだ。
いや、もしかしたらドンスライムは気づいたのかもしれない。
飽食の時代における食欲とは、そもそも“何を食べるか”という価値観に基づく。
でも、ドンスライムが感じた“やめられない味”っていうのは“誰と食べるか”という価値観に基づいているんだ。
何を食べるかは重要じゃない。
誰と食べるかが重要ってことに、ドンスライムは気づいてきたのかもしれない。
だからこそ、ドンスライムはこのような言葉を残している。
トリコ347話より引用 もう一度一緒に食事がしたいと願うドンスライム!
一龍は逝ってしまった。
でも、ドンスライムは一緒に食事をしたくて仕方なかったんだね。
きっと寂しくて仕方なかったんだろう。
あの“へんてこな豆”も、1人で食べてみたに違いない。
でも、1人で食べる豆は、とても美味しいとはいえるものじゃなかったはずだ。
一龍とドンスライムの間に出来た友情関係。
今はGODをめぐって争いあっている面々だけど、最終回に近付くに連れて、もっと大切なことに気付くタイミングが訪れるかもしれないね!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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