【ドラコニル】読み切り感想、王道ドラゴンスレイヤー系の物語!

王道ドラゴンスレイヤー系の物語だった今回の読み切り、ドラコニル。

結論から先に言ってしまうと「個人的には少ーしだけ合わなかったかな?」って感じだったんだけど、イコールそれがツマらなかった…ってことではない!

これを「読み切り」として捉えればかなり良い短編だったと思うし、好きな人は好きな作風で、確かに良さはあったと思うよ!

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読み切り感想、王道ドラゴンスレイヤー系の物語!

ドラコニルの骨子を端的に言ってしまうと「すごい野球ピッチャーが、魔力のボール(魔弾)でドラゴンを倒す物語」って感じ。

このバックボーンに色々な背景が練り込まてる…という雰囲気で、良い感じで少年漫画っぽさがあったと思う!

バトワンが唯一引っかかってしまったのは以下のカットくらいかな!


ドラコニルより引用 バトワンが唯一引っかかってしまった場面!

舞台が日本なのにも関わらず、お婆ちゃんが「英雄ジークフリートの話(北欧神話、ニーベルングの指輪だよね?)をしてくれる」というところ。

外人なのかな?とおも思ったけど名前は“千代さん”だし、どうやら日本人の様子。

こんなお婆ちゃんは今まで1人も見たことないこともあり、いきなりスッと入り込めない「ザラっとした違和感」になってしまったかな…!

しかしともあれ、それ以外のポイントとしては概ね王道を追っていて面白かったと思う!

以下、まずは主人公が優れたピッチャーであることを描くことで、後の魔弾につなぐのも良い感じだよね!


ドラコニルより引用 主人公が優れたピッチャーであることを描くことで、後の魔弾につないだ!

上記のカットが無かったら、後の「魔弾」の時に「なんでこの技なん?」という疑問が生まれてしまったに違いない。

しかし彼が元々ピッチングが強いことを描いておいたことで、魔弾が“日頃の特技の延長線上”に置かれるので、論理の摩擦も起こりにくい感じになっていたと思う。

この辺りは作者さんの腕が輝いたところだね!さすがだった!!

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ファンタジーすぎる組み合わせが少し気になったかな?

あと強いていうとすれば、バトワン的にはファンタジーすぎる組み合わせが少し気になったかな?

ただ、ここ強く強調しておきたいけど、これは「完全に好みの問題」の部分だと思う。

日本の高校にドラゴンが現れる…というのが、バトワン的にはファンタジーすぎる気がするんだ。

でも、これはあくまでこれは今まで触れてきた様々な作品が生み出した固定概念にすぎないこともわかってる。

なので、この表現が自然だと感じる感性があっても、それは十分に“アリなやつ”だと思うよ!

ただ、バトワン的には「東洋×西洋」って感じが微妙に感じた…ってくらい。

もし敵がドラゴンじゃなく、和風の「ダイダラボッチ」とかだったら、個人的な評価はかなりブチ上がっていたと思う!


ドラコニルより引用 西洋と東洋がごっちゃになってる感じが気になった!

しかしともあれ、上記のドラゴンと以下の魔弾。

これらの描写はさすが、画力の高さを感じさせる素晴らしい物があったと思う。

この作者さんは少し前に連載されていたフルドライブの時から好きだったので、読み切りでも久々に読めて嬉しかったかな!


ドラコニルより引用 魔弾も格好良かったよ!読み切りでも久々に読めて嬉しかった!

今回のドラコニルに関する総評をまとめると、今回限りでジャンプを買った読者とかには最高の作品の一つになったと思う。

ただ、連載となるともっと珍しめのテーマの作品が、個人的には読んでたいかな〜…なんて思いに駆られたかも。

例えばさっき触れたように「色々なドラゴンがいて…」とかじゃなく「ダイダラボッチにも色々な種類がいて…」みたいな感じとか?

同じ「モンスター討伐もの」でも、敵がアリガチか否かだけで全然見え方が変わってくると思うし、その辺りの工夫が入ってたほうが、一段面白かったように思えるかな!

しかし何度も繰り返すように、今回の作品を“読み切り”として見た場合は、ドラゴンをテーマにするのが正解…というのも理解できる気がする。

この辺りは人によって感覚が違う部分のような気がするかもね!

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