今回は“滝壺(たきつぼ)の術”について考察していこう。
これまで色々な術を考察してきたけど、それを踏まえると一層この術の深い部分が見えてくる…。
強いとか弱いとかじゃなくて、そもそもチャクラなんて人間が持つべきものじゃなかったのかも…。
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滝壺(たきつぼ)の術考察、人間とチャクラの絡みが環境に与える影響…。
滝壺(たきつぼ)の術を使っている感じは以下。
者の書には結構耳障りの良いことが書き並べられている。
水脈のない場所に湧き水を起こし水流を操ることが出来る術だということだけど…。
ナルト秘伝・者の書より引用 滝壺(たきつぼ)の術を使った様子はこんな感じ
この術を使うことによって滝を生みだす事が出来る。
これによって修行や急速などに活用することが出来る一方、景観を大きく変えることが出来るため敵に自分の所在地を錯覚させる(?)効果がある…と記されていた。
なんということだ、チャクラを自在に操れるようになると人間はこんなことのために気軽に景観をぶっ壊すのか…。
ある意味“人間の本質”を強烈についた、逆の意味での“エゲツなさ”を持っている術だといえるかもしれない…。
後半では、滝壺の術に関するバトワンの見解を述べていこう。
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その水はどこから来ているんですか?
水脈のない場所に湧き水を起こす滝壺の術。
単純に考えれば「何もないところに滝が出来たスゴーイ!」ってことになるかもしれない。
でも、バトワン的にはまず最初に「え?その水どっから持ってきたの?」って感覚のほうが勝ってしまうかな。
A地点で水がこれだけ潤沢に湧き出るのであれば、ここで“今”湧き出ている水が本来はB地点やC地点にあったはず。
本来B地点やC地点にあったはずの水を、忍術をつかって強引にA地点に持ってきているのがこの術の骨子だよね?
まるで「あらゆる資源は全て自分のものだ」と言わんばかりの術の乱用ぶり。
確かに、人間がチャクラを得たことによってナルトワールドにファンタスティックな広がりが生まれたのは事実ではあるんだけど…。
しかし、基本的にナルトワールドの忍はチャクラを“戦争などの殺戮”か、あるいは“自然破壊”ばかりに使ってしまっているような印象があるよね。
「何もかもを思い通りにしたい」と考える人間の欲望を満たすものがチャクラなのかもしれないけど、これはやっぱりどう考えてもオーバーテクノロジー的な感じ。
滝壺の術ひとつにしても見えないところで何かしらの“弊害”が生じているに違いない。
そういった面を踏まえると、あらゆる忍術は“すごい・格好いい”だけで片付けられるものではなく、なんか危険なキーワードを現代社会に提示してくれているような気もしてきてしまう…!!
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