【ヒロアカ】370話ネタバレ確定感想&考察、異形たちによる差別との戦い![→371話]

さて、今週も絶好調だったヒロアカ。

早い段階から伏線を用意してきただけあって、テーマが深かったね!今回は外見差別!

リアルでもルッキズムなんて言葉が生まれたりしてる昨今、考えさせられるテーマだったように思えたかな!

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370話ネタバレ確定感想&考察、異形たちによる差別との戦い![→371話]

まず最初位にtyイェっくしていきたいのは以下のカット。

こちらではプレゼント・マイクが大量の軍勢に対してラウドアウトシャウトを放った。

耳郎のような索敵とはまた違うんだけど、音波を活用した全方位攻撃は強烈だね!


ヒロアカ370話より引用 音波を活用した全方位攻撃は強烈だね!

で、それに対して以下の立ち向かってくる軍勢は以下のような感じ。

そう、彼らは“異形”の個性を持っていて、本来の人間とはかけ離れた姿をしている者たちだった。

これは“普通”を形成している者たちにとっての“異常”であり、少数派のマイノリティだ。

当然ながら彼らはその外見であるがゆえに気味悪がられ、差別を受けていたものとみて間違いない。


ヒロアカ370話より引用 彼らはその外見であるがゆえに気味悪がられ、差別を受けていたものとみて間違いない

彼ら群衆の振る舞いを見ているとわかるとおり、その心は彼ら虐げた社会全体への怒りに包まれている。

そして、差別した者も差別していない者もひっくるめて、まとめて敵認定している感じだ。

つまり、ここには少数派から見て多数派に向けた“逆差別”も生じているのが興味深いところ。

これは現実にも起こっている問題でもあるので、この機会に理解しておきたいよね!

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逆差別の存在と、差別を盾にする行為、ポリティカル・コレクトネスが絡んできそうな流れに!

そして今回のシナリオで重要なのは以下。

そう「異形として虐げられてきた」という共通点をもって団結させられた人たちがグループを形成し、社会全体に反旗を翻しているのがこの場面だ。

しかも当人たちは「これは自分たちの怒りだ」と錯覚しているけど、この背景には見るからに“怒りを煽っている者”が存在する。

これによって、多くの人々は自分に優しくしてくれた存在を忘れ、辛く当たった存在だけをクローズアップする心理状態になっており、これはある種の催眠状態、洗脳状態にあるといえるだろう。

そして、実際的な問題として「差別はよくない、差別されたら被害者だ」という普遍的な正義を振りかざして権利を主張し、差別行為を行っていない人までをひっくるめて虐げようとしている。

逆差別の香りがするワンシーンだ。


ヒロアカ370話より引用 逆差別の存在と、差別を盾にする行為、ポリティカル・コレクトネスが絡んできそうな流れに!

で、これに対して対抗し、見せ場を作ってくれそうなのがこのテンタコル。

障子くんはいまいち見せ場がたくさんあったキャラクターではないんだけど、異形のキャラとしての存在感はある。

そして、同じ異形だからこそ、相手に対して説得力を持つことができるんだよね。

他に同様の異形といえばアニマ、ツクヨミあたりも活躍の余地がありそうだ!


ヒロアカ370話より引用 アニマ、ツクヨミあたりも活躍の余地がありそうだ!

いくら話し合いで解決しようとしても、このように煽られてしまった異形の人々に対しては、人形の人間からのメッセージは届きにくい。

敵意帰属バイアスがかかってしまって、何をいっても悪意のように受け止められてしまうからだ。

しかし同じ異形のテンタコル、アニマ、ツクヨミあたりであれば話は別で、彼らの説得に成功する可能性が生じてくるところ。

以降の展開では大型の衝突もさることながら、対話の面でもおおきな見どころが出てきそうな予感がするね!

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