パッと見“そのように見える”という状況で一歩文留まり、別の立場から光を当ててみることはとても大切だ。
ということで今回は865話で語られたプリンの内面について思いを巡らせていきたいと思うよ!
様々な思いが混沌として入り乱れている…って感じだとは思うけど、そこからささに“深く”へ潜り進んでみたい!
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「うるせェ!てめェなんかに…」プリンの心情と感情の種、そして違和感について!
今回取り上げてみたいのは以下のカット。
震える腕を堪えながら、サンジに対して突きつけられた銃口。
この“震え”は、明らかに“ためらい”を現していると思う!
ワンピース864話より引用 震える指が示す「ためらい」
このタイミングでプリンがためらいを感じるならば、それはサンジに対して「撃ちたくない」という気持ちが生じていると考えるのが自然。
この状況になってしまえば安直に“恋愛感情”と解釈することは出来ないと思う。
しかしながら少なくともプリンの中に「醜いはずの目を“美しい”と評してくれたサンジ」に対する、ある種の敬意があることは間違いないはずだ!
まだまだ気持ちが育ちきる前段階…って感じだからアレだけど、今回の一連の流れの中でプリンの心に植え付けられた“感情の種”は、今後のシナリオに大きな影響を及ぼしていくと思う!
これが恋慕の感情になるか友愛の感情になるかは別かもしれないけど。
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感情の目は違和感となり…といったアレについて!
しかしながら、現時点のプリンから見て取れる“ためらい”という要素は、おそらくながら“思考と感情が対立している”みたいな感じを表現しているように感じるんだ。
彼女が感じた“温かい思い”は、これまで文字通り一人で生きてきた彼女にとっては未体験・初体験のものなんだ。
サンジを撃つのに震えていたプリンだけど、最終的には以下のような感じで振る舞っているし、おそらくは“ぬくもりという異物”を、必死に体内から排除しようとしている…といった感じじゃないだろうか!
ワンピース864話より引用 彼女はぬくもりという異物を思考から排除しようとしている?
プリンの中には二面性がある。
いや、人間には誰しも多面性があるのが普通だとは思うけど、プリンのそれはとても極端なんだ。
今は本性を現したプリンではあるものの、その“本性”の中にもまた、対立するいくつもの考えが浮かんでは消え、混沌として交錯している。
これは人間として当たり前のことだと思うし、逆に人間らしい“普通のこと”だよねきっと!
サンジを殺して今感じている違和感を“なかったこと”にしたいと理性的に考える自分と、彼の中に何かしらの“期待”を抱いてしまう自分。
今のプリンの感情を性格に表現するのならそれは0か1かで表せるようなものではなく“複数の感情が同時に脳内に重なり合っている状態”だと考えるのが最も正確なのかもしれない!!
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