ホールケーキアイランドにおけるビッグマムの政治体制は、まさに“絶対王政”と呼ぶのに相応しいものだと思う!
一般市民にとっては“平和で楽しいお菓子の国”のように見える場所だけど、マムの家族達はわりとヒヤヒヤしながら暮らしているみたいだ。
娘達は「恋をする権利」を操作され、息子たちは「失態は死を意味する」的な環境で生活させられている感じ。
“ビッグマムの子”という立ち位置は、驚くほどに不自由だ!!
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「何の意味もない死」がもたらす意味、または絶対王政の副作用について!
さて、今回はそんな“マムの決定こそ全て”みたいになってるWCIの政治体制、絶対王政の副作用について触れていこう!
まずは以下のカットの、S・モスカートについてチェックいてみたい!
彼はマムの“クロカンブッシュ(っていうお菓子)”を求める癇癪(かんしゃく)の餌食にされてしまった!
ワンピース829話より引用 モスカートは寿命を抜き取られ、ビッグマムの癇癪の餌食になってしまった!
お菓子を求めてヒステリーを起こし、横暴の限りを尽くすマム。
彼女が癇癪を起こした時は、実の息子であってもアッサリとその手にかけてしまう!
その命を奪われるのに、相応しい理由なんてなにも無かった。
なのに、モスカートは特にアッサリとその寿命を奪われてしまったわけだね!
彼はマム陣営において“何の意味もない死”を遂げてしまった人物だといえるだろう!
しかし、この死が仮に彼にとって「何の意味もない死」だったとしても、残された者達にとってはこの死が大きな意味を持つことがある!!
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絶対王政の副作用・大規模決起の起爆剤!
さて、後半ではこの“モスカートの死”を踏まえて、後のカットに触れていこう。
まずは以下のS・モンドールの発言から!
ワンピース854話より引用 モンドールはママに意見することを怖れている!
囚人図書室を守っていたS・モンドールはジンベエの謀反により“ルフィ&ナミの監視”という任務を失敗してしまうことになった。
これによりモンドールの脳裏には「この事がバレたら、次に命を奪われるのはオレだ…」的な感覚になったんじゃないかな?
そして彼は真実を隠蔽した。
その後どうやって辻褄を合わせようとするのかは不明だけど、少なくともマムの絶対王政が悪く作用して“せっかくの情報網が正しく機能していない”ってことはわかるね!
で、次は始末屋ボビンなんだけど…!
ワンピース855話より引用 ボビンも報告なしに単独でサンジを追った!
始末屋ボビンも単独行動を取っている件についても、絶対王政の副作用が働いている可能性が匂ってくるところだ!
彼もまた「マムに報告せず、自分でケリをつけるべき」だと考えているんだろう。
もちろん例外もあると思うけど、これら2点のことから「マムの息子たちは失態を冒したら、それを隠そうとする傾向にある」ってことが示唆されてる!
前回の考察では、マムの娘たちが母を疎ましく思ってることについて触れたけど「マムなんていなかったらいいのに」と思ってるのは、何も娘達ばかりじゃないってこと!
これはきっと間違いない部分なんじゃないかな!
モスカートの死をはじめとする“極端な恐怖の植え付け”は、極めて優秀なるマムの情報伝達網を鈍化・麻痺させる結果を招き寄せた。
そして、これがさらに加速すれば、最終的にはマムに対する反感・決起の材料にすら成り得るはずだ!
ベッジがプリンを“反逆のシンボル”として擁立し、大規模決起を狙っているとするならば、これらの材料は活用しない手はないほどにオイシイものだ。
ルフィサイドにとっても“追い風”は吹いていると思うんだけど、その強烈な追い風は、同時にベッジの陰謀を加速させるエッセンスになり得るのかもしれない!!
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