“サンジの心に潜ってみよう”ってことで考察を続けているんだけど、今回の844話は相当に痛かったよね。
思いとは裏腹にルフィを痛めつけるしかないサンジ。
何が起こっているかよくわからないまま、ボロボロにされてしまうルフィ。
因果のうねりはどういう方向へ絡め取られていくのだろう?
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「痛てェのはお前だろ!!」その足は何のためについている?
正直、今回の844話では無数に思うことがあるよね。
今回もいつものように、浮かんだ情熱が消える前に文章に残しておきたい!
まずは、844話の中でもトップクラスに印象的だった以下のカットから。
ワンピース844話より引用 サンジが本当に痛めていたのは何なんだろう?
サンジに対して「痛てェのはお前だろ!!」と叫んだルフィ。
サンジの足も“ズキ…”ってなってるけど、一番痛いのはサンジの心だったことは疑う余地がないだろう。
涙を隠しきれないサンジの様子が見ていて苦しい!
“これでサンジがようやく泣けた”と解釈することも出来るけど、この涙は“堪えながらのやつ”だから、感情を自由に解き放つ性質の涙とは厳密にはまた少し違うはずで。
まだまだサンジの心は檻の中にとじこめられているんだろうなぁ…。
ルフィはサンジの過去を少しだけ知っている…ってこと!
で、ちょっと一旦話題を転換するね。
また、過去のページを読み返していて、以下のようなカットを思い出した。
そうだよね、ルフィはサンジから“無人島遭難の過去”を聞いているんだ。
この時ルフィはすでにサンジを“良いコックだ”と認識していたからアレだけど、このことを伝え聞いている…っていう事実は大きいかもしれない。
ワンピース844話より引用 サンジはルフィに無人島遭難の過去を話している!
上記カットが今回のエピソードに直接関連してくるかどうかは不明だけど、この経験によってルフィはサンジが“食べ物は大切に”というポリシーを持っていることを知ったはずだ。
なんとなく読み流した部分だけど、このちょっとした過去の“身の上話”を明かしたことで、ルフィの心構えにもなんとなく影響している気がする!
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「おれは一度食った物は絶対に吐き出したくねェんだ!!」
ルフィはクラッカーと戦った際「おれは一度食った物は絶対に吐き出したくねェんだ!!」というセリフを放っている。
これももしかしたら“あの時”のサンジの言葉がルフィに影響しているのかもしれないね。
ルフィもなかなか壮絶な幼年期を過ごしてきたからアレだけど、サンジの“食べ物に対するポリシー”はルフィの大切にしているポリシーでもあるんだ。
ワンピース844話より引用 一度食った物は絶対に吐き出したくない!
サンジとルフィは共に戦った仲間でもありながら“料理”を通じて何かを感じ取った仲間ともいえるのかもしれないね。
いや、というかそもそも“料理”とか“共に食事をすること”が、人と人の心を結びつけるものなのかもしれない。
料理を作って“喜ばせたい”という気持ちと、作ってもらって“ありがとう”の気持ち。
絆の結び方っていうのは色々なやり方があると思うけど、サンジとルフィは特に何重もの絆で結ばれている…少なくともルフィはそう考えているんじゃないかな?
サンジの足は何のためについている?
さて、そんな“料理と絆”についての前提を踏まえて以下のカットに移ろう。
オーナー・ゼフという大恩人が“足一本”という代償を支払ってくれた。
それによってサンジはゼフから“生きる権利”を授かったんだ。
さらに、ゼフはサンジに対して“手の使い方”を教えてくれた。
ワンピース844話より引用 サンジの足は何のためについている?
「お前の手はケンカをする為についてんのか?」
このようなエピソードがあったから、サンジは手を使わずに足だけで闘うスタイルになったのだろう。
じゃあ、今のサンジの状況を見たらゼフは何を言うだろうか?
もしかしたら「お前の足は仲間を蹴るためについてんのか?」と問うかもしれない。
ゼフは己の足をサンジのために切り捨てた。
愛すべき者のために、自分の足を最大限に活用する方法を考え出したんだ。
じゃあサンジはどうすべきか?
サンジの足は仲間を蹴るためではなく、愛すべき者を守るためについているはずだ。
バトワン的にはサンジの気持ちに寄り添えば寄り添うほど“行動の理由”は理解できる。
しかし、今回のサンジの振る舞いをゼフが見たらきっと怒ってしまうことだろう。
サンジの気持ちもわかるし、ゼフの考えもわかる。
それぞれの思いがチグハグに動く狂った今回の“狂ったお茶会”のエピソード。
ルフィはズレてしまった羅針盤を元に戻すことが出来るんだろうか?
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