ポートガス・D・エースの不可解な死。
あの時描かれた頂上戦争において最も大きな手柄を立てた男は、間違いなく赤犬・サカズキだろう!
赤犬の「安い挑発」に乗ってエースは死んでしまったんだけど、なぜエースはこの挑発に乗ってしまったのか…といったところについて考えてみたいと思う!
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エースの不可解な死についての再考察・再解釈!
「取り消せよ…今の言葉…!!」
白ひげ海賊団&ルフィ含むインペルダウン脱獄組が死に物狂いで助けてくれたエースの命を、サカズキの見え透いた挑発に乗る形で捨ててしまったエース。
ここに関しては「格好良い!」という意見と別に「何やってるんだ!」という意見もあると思う。
今回は後者の意見に答える形で、考えられる範囲での納得出来る理由を想像してみたい!
ワンピース58巻より引用 死に物狂いで助けてくれたエースの命を放り出してしまったエース!
現時点で判明している“逃げなかった理由”は以下の2つ。
- 守るべき者として、側にルフィがいたこと
- エースはこういう時「敵に背を向けない男」であること
特にこの場面では「誇りを傷つけるヤツは許さない」って感覚が強くて踏みとどまった…と考えるのが自然だと思う。
しかし、赤犬はこの時点で「この男は“誇りを傷つけるヤツは許さない”と考え判断し行動するだろう」という前提の元で「エースを絶対に逃がさない」という目的の為に「挑発する」という手段を取った。
そして、そのことはエースにとっても理解できていたはずだ。
でも、エースはそれが挑発であることを理解しながらも、そでに乗ってしまったわけだね。
で、その結果、赤犬に敗れてしまった。
ワンピース58巻より引用 赤犬に体のど真ん中を焼かれてしまうエース!
あの時エースがルフィと共に、全力で逃げることに集中していれば。
白ひげ海賊団の傘下の海賊たちと合流出来ていれば。
サボの登場で少し気持ちは救われたけど、この時のエースの行動は今でも胸の奥に突っかかっている…。
少なくともそういう読者って少なくないんじゃないかな?
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背後に頂上戦争だけでは見えてこないドラマがある?
そこで、バトワンとしてはこの時の赤犬&エースのやりとりに“頂上戦争だけでは見えてこないドラマ”があるんじゃないか?と考えてみた。
「何やってんだエース!逃げることに集中しろ!!」
これが出来ない理由が、エースにはきっとあったんだよねきっと。
だから、わかっていてもこの安い挑発に“乗らざるを得なかった”と考えてみるのはどうだろう?
ワンピース58巻より引用 赤犬の挑発、これに乗らざるを得なかった理由とは?
ここは色々な考え方があると思うんだけど、上記のカットや以下のカットを前に押し出して考えてみると、見えてくるものが変わってくるような気がして面白い。
赤犬は、エースの嫌いな“親父(ロジャー)”が、エースの好きな“親父(白ひげ)”を阻んだことで、白ひげは「王になれず終い」だったと語る。
そして赤犬は、白ひげを“永遠の敗北者”と避難した。
しかし白ひげはラフテルに興味が無いんだよね、わかんないけど!
ワンピース59巻より引用 白ひげはラフテルに興味が無いようだ!
エースは「オレは白ひげを王にする」って言ってたけど、これはエースが勝手に言っていたことなんだねきっと。
これらのことから、白ひげの見ているものとエースの見ているものがズレていることがわかる。
また同時に、赤犬の言葉が“エースのみを標的にした、真実とは異なる侮辱”であることも見えてくる気がするよね!
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エースが「引けなかった」理由とは?
“白ひげを侮辱する言葉”を装った、エースを釣るためのエサ。
赤犬は「どういう言葉をかければエースが立ち止まるか?」ということを、これまでの付き合いの中で理解していたのかも。
これらのことは“赤犬サカズキが白ひげ海賊団とそれなりに長い付き合いをしてきたこと”を示す裏付けのひとつと考えられないだろうか?
また、もっとわかりやすい部分を挙げるなら以下のカットも“過去の付き合い”を想起させられるかも!
ワンピース57巻より引用 白ひげは赤犬をマグマ小僧と呼んだ。これも過去の付き合いを感じるカットだね!
頂上戦争だけを切り取ってみれば“エースの暴走”と片付けられてしまう今回の一件。
しかし、頂上戦争よりずっと前、ロジャーの時代からの因縁を考えて見れば、少し見え方が変わってくるかもしれないね!
特に“赤犬サカズキと白ひげ海賊団の関係性”は重要なポイントだと思う。
赤犬は昔から白ひげ海賊団を侮辱しまくるようなタイプだったんだろうか?
あるいは「何度か白ひげと戦って敗北したものの、命だけは見逃してもらった」みたいなエピソードがあっても面白いかもしれない。
こういったバックグラウンドがあったなら、赤犬は明らかに“恩知らず”だったりするし、エースがこれらの安い挑発に乗ってしまうのも納得できるような気がするかもしれないね!
単純に見れば「全員の努力をエースが一人で潰してしまった」…って感じに見えるエピソードなんだけど、だからこそエースの行動に不可解な部分が生まれるのも確か。
こういう謎について色々なパターンを考えていくと、胸が熱くなってしまうところだね!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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