【ワンピース】サボの悪夢と今が重なるなら、今度こそ越えなくちゃね！って話。

サンジとVS問題に関する悪夢。

これまで起こった全ての絶望をひっくり返してミキサーにかけて、ドロドロに溶かしたようなもの。

今回のサンジはたった1人でそれに立ち向かっている感じだよね。

バトワンはこれまで“アーロン配下の頃のナミ”と境遇が似ていると言ってきたけど、ルフィにとっては“あの頃”がフラッシュバックしているかもしれない！

サボの悪夢と今が重なるなら、今度こそ越えなくちゃね！って話。

今回のサンジの一件は、ルフィの視点から見れば“幼少期のサボ問題”とつながって見えるんじゃないかな？

圧倒的な権力の前に屈しるしかなかったサボ。

この時のサボの痛みは計り知れないし、今のサンジもこの時のサボと近い感覚を感じていると思う！

ワンピース60巻より引用　貴族である親に強制連行されるサボ。

一見、似てないように感じる部分もあるかもしれないけど、今のサンジと上記カットのサボは多くの面で共通している部分があると思う。

例えば以下のようなところとか。

• 親の「道具」として支配されているところ
• 絶対的な「権力」に「人権」を奪われ陵辱されているところ

この時のルフィはめっちゃ悔しかったと思うし、サボが死んでしまったと知った時のは相当キツかったと思う。

でも、だからこそ今回のサンジの一件では「あの時の二の舞いになってたまるか！」と腹をくくっているんじゃないかな！

今回の一件で権力に対する結論が出るか？

ワンピース世界の重要なテーマのひとつとして“自由vs権力（支配）”の構図がある。

ここはあくまで推測に過ぎないんだけど、今回の一件で“絶対的な権力に対抗する方法はあるのか？”という問いに対する、尾田栄一郎先生なりのアンサーが描かれるんじゃないかな？なんて思っていて。

どう考えても今回のビッグマム＆ジェルマの組み合わせは世界最悪レベルの“悪質な権力”を持っていると思うし、これをルフィが乗り越えられるか否か？というのは、ワンピースを読み解いていくにあたって重要な要素になってくるよね、きっと！

あの時はどうしようもなかった。

運命に流されるしかなかったルフィが、今度は流れを生み出していくフェイズに突入していると信じたい！

ワンピース60巻より引用　ルフィは権力に屈した人間へどう対抗する？

ジェルマの権力に屈服し連れ去られてしまったサンジ。

あの時権力に逆らうように海に出て、皮肉にも最大権力“天竜人”の前に砲撃され、船ごと沈められてしまったサボ。

確かにこの2年でルフィはかなりのパワーアップを遂げたけど、肉体・戦闘能力のパワーアップと人間的な成長は全くのベツモノ。

権力にまつわる全ての悲劇が一箇所に集中してしまったような“サンジ問題”に対して、それに抗い続けてきたルフィの“これまでの集大成”が問われる！