ワンピースの物語もかなり進行してきていて、全体を通してみればもう結構なところまで進んでいるという。
「東の海編は神!」とか「アラバスタ編が最高でしょ!」とか、色々な意見が飛びかっている感じだけど、今回はシナリオの進行に伴って注目ポイントの変化を追っていきたいと思うよ!
徐々に「見せ場」が変化している点についていきたいところだ!
少し言語化が難しい部分なんだけど、頑張って書きたいと思うよ!伝われビーム!!
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シナリオの進行に伴う注目ポイントの変化について、読む時に意識したいこと!
どの物語においてもそうなんだけど、物語には「起承転結」というものがある。
ワンピースに関してもそれは同様で、第1巻が全体を通しての「起」にあたる部分なわけだね!
この時点では、まだまだ未開の世界が広がっているワクワク感だらけであって、旅立ちの時の独特な新鮮さがある感じだ!
以下のカットにもそういう要素が散りばめられている!
ワンピース第1巻 冒険が始まる時特有のワクワク感があるね!
当然ながらここからルフィが出会っていく人々は全員が新キャラクターであり、新しい人と出会う度に「この人はどんな人なんだろう?」という感覚があった。
また、新しい土地に冒険にいくたびに「この島ではどのような冒険が待っているんだろう?」という期待感も新世界編でのソレとは別の性質を持つものだった。
もちろん今でも新章突入時はめっちゃワクワクするんだけど、物語が始まる「旅立ちの時の胸の高鳴り」みたいな雰囲気は、独特の特別感があったよね!
たぶんこの感じは1作品に1度きりの、最初のほうだけに限られた限定的な高揚感だったりするんじゃないかな?
これらの感覚は、ひいては「尾田先生という漫画家は、どのようなワクワク感を届けてくれるんだろう?」とう期待値と正比例するものだったと思う!
おそらくは、これらの期待値の高さが「東の海編は神!」という意見に繋がっているんじゃないかな!
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シナリオが進むに連れて視点が変わる事実!
しかしシナリオが進行するに連れて、ルフィだっていつまでも「新米冒険者」のような感覚ではいられない。
ルフィは最悪の世代にもカウントされ、数々の偉業を成し遂げてきた海賊に成長したんだ!
つまり、ここから先の物語は当然ながら「旅立ちの頃とは別の読み方をしたほうが面白くなる!」って感じの印象を受ける!
などなど、ルフィの成し遂げてきた海賊としての功績はただごとではないわけで、もはや立派に“大物海賊”の仲間入りを果たしたといっていいと思う。
ということで、読者の視点からしたら“物語の性質が変わってきている”のは明らかだよね!
物語の序盤は「名もなき少年が海賊として駆け上がっていく物語」だったんだけど、今は「大物海賊が強敵と戦いワンピースを目指す物語」へと変わった。
今のワンピースを楽しんでいくためには、読者側としても東の海編と同じ感覚を脱却し、新たなる面白さを汲み取る必要がある状況になっているのかもしれない!
知らないことを知るたびに、世界は狭く見えてくる。
しかし、それはイコールとして面白さが損なわれることを意味するわけじゃないと思うんだ。
WCI編とかは特にその典型で、多くの伏線が回収されながら展開されたダイナミックな人間ドラマが最大の見どころな気がする!!
物語の幕が上がる時の面白さ、物語が展開していく時の面白さ、物語が収束していく時の面白さは、それぞれ全く別の性質を持っているもの。
これからルフィの成長に連れ、さらに物語の見え方は変わってくると思う。
ルフィの成長に伴う視点の変化を追っていくのもまた、ワンピースという壮大な物語を最大限に楽しむひとつのポイントなのかもしれない!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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