【ワンピース】チビナスの冒険その2、無人島の思い出について今思うこと。

ゼフと2人で打ち上げられてしまった無人島。

サンジがジェルマにいた頃の過去を知ってしまった今、あのエピソードはどのように見えるんだろう?

幼いサンジの目に映った記憶の断片を追ってみよう!

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チビナスの冒険その2、無人島の思い出について今思うこと。

クック海賊団の海賊船と客船オービット号の衝突は、突然の嵐で幕を下ろした。

オービット号は海の藻屑と消え、ゼフとサンジは運良く小島に漂着したんだ。

この状況は運命のいたずらとも思えるほどだけど、のちのサンジの人生に大きく影響を及ぼしたことは間違いない!

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ワンピース7巻より引用 無人島に打ち上げられたゼフとサンジ

2日前の嵐で岩山に流れ着いたサンジとゼフ。

木の実も動物もなく、食料という食料は皆無という絶望的状況だ。

海賊として恐れられた“赫足のゼフ”も、空腹を前にしたらひとりの“人間”にすぎない。

これまで海を冒険してきた人物なだけあって相当ドッシリ構えてはいるけど…。

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ワンピース7巻より引用 食料を分け与えてくれたゼフ

サンジと食料をわけあって生存を目指すゼフ。

しかし知っての通り、ゼフの大きな袋には金銀財宝が入っている“だけ”で、食料は全部サンジの小さな袋のほうに入っていたんだ。

この時点で既にゼフはある程度の覚悟を決めていたことがわかる!

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自分の足で空腹を凌いだゼフ!

遭難から70日。

空腹で朦朧とする意識の中で、サンジは“クソジジイの食料を奪おう”と判断する!

しかし、ゼフに近付くことでサンジは真実を知ってしまったんだ。

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ワンピース7巻より引用 自分の足で空腹を満たしたゼフ!

ジェルマの時はわりと裕福な生活だったわけだし、地下牢に閉じ込められながらも、なんだかんだ食事には困らなかった。

でも、無人島ではそういうわけにはいかないよね。

金銀財宝が無意味であるということ。

これはサンジにとって大きなパラダイムシフト(価値観の転換)だったに違いない!

お母さんがクソマズ弁当を「おいしい」と食べてくれたこと。

ゼフが食料を全部わけてくれたこと。

サンジは環境に恵まれなかったけど、そんな中でも出会っているんだ。優しい人に。

絶望的な状況の中で、サンジに大きな影響を与えた“いやな大人”“優しい大人”

この対比が今のサンジの“価値観・判断基準”に大きく影響していることは間違いない!

クソジジイの小さな夢について

最期はちょっとオールブルーについて少し触れてみようと思う。

サンジはゼフが“オールブルー”を目指していたことを知った。

紆余曲折あって今はオールブルーを目指そうとは思わないものの“海の真ん中のレストラン”という小さな夢も知った。

この言葉を聞いた時、サンジは何を思っただろうか。

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ワンピース7巻より引用 クソジジイの夢はサンジにとって優しさの記憶でもある!

ジェルマの時の常識とは全く違う世界。

そんな中で立たされた“遭難”という状況の中で、ゼフに対して抱いた思いは“感謝という二文字では表しきれないもの”だと、今では思う。

優しさの記憶を与えてくれたこと、食料をわけあたえてくれたこと、オールブルーの夢に共感してくれたこと。

全ては感謝ではあるんだけど、性質の違う様々な感謝が織り交ざって、違うものになっている気すら来てくるんだ。

そして、バラティエはゼフにとって、オールブルーを諦めた末に叶えた“小さな夢”に他ならない。

サンジはそのことを知っているんだ。

現状、ゼフはジェルマにマークされてるっぽい感じだけど、どうにかしてこれが振り切れればなぁ…と強く願う!

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