とにかくツラかった今回の969話。
これまでのワンピースの中でも、最も「陵辱(りょうじょく)」という言葉がピッタリな回は今回だったといえると思う。
今回はそのあたりも絡めて、おでんの人生について色々と考えていきたい!
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ツラすぎる光月おでん、英傑が最後に選んだ道…!
なんといっても、まず最初にチェックしていきたいのは以下のカット。
将軍オロチの城の前でおどけにおどけるおでんの様子が凄まじかったと思う。
これは屈辱とか人権侵害とかそういう領域をさらに上回った「陵辱(りょうじょく)」という現象のような気がするかな。
おでんが進んでこんなことをやりたがるとは思えない状況下、こうせざるをえない事情があったことは明らかだ。
そして読者はおでんという人物が「英傑中の英傑であること」をよく知っている…!
ゆえに以下のカットは痛すぎると感じるところだ…!
ワンピース969話より引用 おでんが「英傑中の英傑であること」を知っているからこそ…!
おでんといえば、あの白ひげやロジャーに認められるほどの人材であり、ラフテルへの鍵を握った重要人物。
白ひげと一合ぶつかりあったあの瞬間などは、過去のどの英傑よりも凄まじい威風をまとっていたと思う。
バトワンのアンケートでもとったけど、この時のおでんに対する読者の評価は「ゾロ以上の実力者」という見立てが大半だった。
それでいてルフィのような冒険心や人徳を兼ね備えたこの男が、このような振る舞いを強要されているなど…。
オロチに対してのヘイトがバッチバチに高まった1話だったといえよう!
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稀代の英雄になんということを…!
今回のおでんの様子を見ていると「稀代の英雄になんということを…!」という感覚がこみ上げてきてならなかった。
以下のカットにておでんはロジャーの最期を知り感動を受けていたんだ。
自分が情けないと感じたかも知れない。
死ぬならこのように死にたいと感じたかも知れない。
以下のカットには様々な思いが絡み合っており、完全に共感し尽くすには難易度が高い(ゆえに潜る価値がある)といえるだろう!
いずれにせよ、白ひげやロジャーと並ぶほどの英傑(結果的に実力は互角とはいかなかったまでも)に対する今回のオロチの振る舞いは、とうてい許されるものではない…!!
ワンピース969話より引用 感動の涙を流すおでん。その深層心理は…?
光月おでんの年齢を考えれば、本来ならばまだ生きていてしかるべきだった。
しかしそんなおでんは少なくとも今回の969話にて、誇りや人望、人徳、英傑としての器…など、もろもろの全てを奪われてしまったということになる。
代わりにオロチという人間が長く「楽しい楽しい独裁タイム」をエンジョイしてしまい、その事実はすでに揺るがないものとなった。
この考え方は正直“よくない”と思うんだけど、ここは流石にバトワンでも「オロチではなくおでんが生きていれば(おでんではなくオロチが死んでいれば)」と感じる気持ちを拭い去ることが難しかったかな。
おでんという英雄の死は、イコールワンピース世界における深刻な歴史的損失。
人望・実力・世界に対する影響度…あらゆる面から観察しても、おでんの死はツラすぎてならない…!!
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