【ワンピース】トラベルーター&悪臭のする町、腐敗する権力とハリボテの世界のこと!

世界政府による支配制度の庇護を受ける貴族・王族たち。

今回はそんな彼らが作り出した、ハリボテの世界について考えていこう。

これは相当「根が深い問題」だと思うから、考えていくと色々な面で興味深い!

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トラベルーター&悪臭のする町、腐敗する権力とハリボテの世界のこと!

まずは以下のトラベルーターについて触れていこう。

ステリーは「文明の利器」なんて言ってたけど、トラベルーターの地下は以下のような感じだった。

これでは文明もクソもない“単なる人力”だよね。

表面上は極めて美しく洗練されたマリージョアだけれども、薄皮を一枚めくれば、すぐに腐敗した権力の織りなす非人道的な側面が露呈することになる。


ワンピース906話より引用 支配するために支配する?奴隷に対する考え方!

【ワンピース】906話「聖地マリージョア」ネタバレ確定感想&考察![→907話]

906話本編の考察でも触れたけど、この問題はなかなかに神経質な問題を孕んでいる。

パシフィスタを生み出すほどの科学技術を持ちながら、こういうところには人力を使うという矛盾。

906話公開から少し時間が経った今、バトワンに考えられる理由は以下の2点だ!

  • 貴族たちによる「私達は支配者である」という自己承認欲求をみたすためのもの
  • 理由など特になく「引き継がれてきた文化」だから疑問も持たずに続いている

うーん、どっちもありそうだけどどうだろうね?

906話公開当初は前者のような気がしていたけど、今となっては後者の可能性も強い気がしてきたかも。(もちろん両方の理由が同時に存在する可能性もありえると思う)

「お父さんがやってたから」という理由で、当然のように奴隷を使う、とある貴族。

そのお父さんもまた、同じ理由で奴隷を使っており、それが「当たり前化」している…みたいな。

そうやって教えられて育ってきた人間だったら「奴隷だって自分たちと同じ人間だ」という事実を知らない可能性が高いと思うんだよね。

人間にとって「知らないことを知らないままで、ある日突然にそれに気付くこと」というのは相当に難しいことなんだ。

ステリーのような偉そうな貴族は確かにムカつくけど、じゃあ全ての罪が彼にあるのか?と聞かれると、即答できない部分があるかもしれない…!

もしかしたら「文化」「価値観」といった形のないものこそ、最も大きな敵なのかもね…!

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悪臭のする町について、今改めて思うこと。

後半では少し余談も入ってくるんだけど、ゴア王国・グレイターミナルの火事のことを思い返してみよう。

この時の「可燃ごみの日」の真実は、幼い頃のサボの人生を左右するほど衝撃的な出来事だったと思う。

悪臭のする町。

人の焼け焦げる音&グレイターミナルの悪臭。

または貴族・王族の腐りきった権力の臭い。

このときのゴミ山は、まさに「この世の地獄」みたいな感じだったと思う。


ワンピース586話より引用 生き地獄のようなグレイターミナル…!

ゴア王国は世界の縮図。

革命軍のリーダーであるモンキー・D・ドラゴンはそう口にした。

ということは、ゴア王国で行われていたことを見れば、世界中で行われていることも推し量ることができるわけだよね。

人種差別、奴隷問題、人身売買、武器の密売…などなど、簡単には解決しないような問題で世界は溢れている…!

これらの問題のうち、どれくらいが世界会議で暴露されていくのかわからないけど…これらの“乱雑に隠された世界の汚点”については、注目して観察していく必要があるだろうね!

権力が腐敗した果てに辿り着いたハリボテの世界。

世界会議でどの程度真実が暴かれるか、または世界諸国がそれにどのような反応を示すのか…。

それ次第では世界は二度と元の形に引き返せなくなる。

革命軍がやろうとしている「宣戦布告」とは、もしかしたらそういうことなのかもしれない…!!

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