【ワンピース】ローが「いい事」をしない理由、情の厚さが垣間見えた気がした!

「海賊がいいことしやがって、ヘドがでるぜ」

ローの一言はいかにもローらしい感じだったけど、今回の922話で「ローがいい事をしない理由」がだいたい明らかになったね!

ということで以下、今回のローの考えというか、その人物像の一側面について思いを馳せていきたい!

これまで見えていた彼という人物が、新たな表情が確認できて、めっちゃ面白い部分なんじゃないかなここは!

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ローが「いい事」をしない理由、情の厚さが垣間見えた気がした!

今回のメインテーマになるのは以下、919話におけるローのリアクションだ。

眼の前で困っている人達をたすけるルフィに対して一言を吐き捨てるロー。

クールで冷静な彼らしい一言だとも思ったし、ローの“海賊らしさ”を象徴している場面でもあったと思う。

でもこの言葉にはどうやら裏があったっぽいことが、今回の922話で暗示された感じだ!


ワンピース919話より引用 ローはいい事をするのに抵抗があるかのようだ!

上記カットと連動しているのは以下のワンシーン。

「見ろ、いい事なんてするから!!」というひとことは、直前のルフィの行動に関係している。

そしてルフィが何をしているかというと「おこぼれ町の人々の心配」なんだ。

つまりこのことを繋げると、ローは「いい事なんてすると情が移るぞ!」と言いたい…ってことなんじゃないだろうか!


ワンピース922話より引用 ローの一言がさりげなく彼の本心を暗示している気がした!

さらに付け加えると、もしローが「関係を持っても情が移らない冷徹な人間」だったとしたら、このようなセリフは吐けないはず。

つまりローは、自分が「人に情が移りやすい人間であること」であることを自覚しているんじゃないだろうか?

そしてそれゆえに、無駄に情が移らないように「いい事」をするのを控えている…みたいな。

今回のローからはなんとなくそんな雰囲気が伝わってきた気がしたかな!

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そういえばローは過去にルフィを助けてくれてもいた!

そういえば過去を振り返れば、ローは頂上戦争にてルフィを助けてくれたことがあった。

あの時はどのような気持ち(あるいは考え)でルフィを助けてくれたんだろうね?

直後のイワンコフとのやりとりで「親切が不安なら、なにか理屈をつけようか?」なんて言葉を発している。

この言葉がを頼りに留守なら、なにか“真の理由”が他にあったとしても、その全てが計算や戦略上の理由だけ…ということではないはず。

事実、2年後のローは麦わらの一味と同盟を結んでいるし、なんだかんだいってルフィの無茶な振る舞いに付き合ってくれている感じもするしね!

実は情にめちゃくちゃ暑く、面倒見も良いのがローの性格…みたいな部分が、今回の922話では一段と浮き彫りになった気がするかな!


ワンピース729話より引用 ローは頂上戦争でも助けてくれた!

よくよく考えれば、ローが情に厚いのには納得できる部分が多々あると思う。

まず彼が医者であることもそうだし、戦いにおいて「心臓を抜き取る」みたいな激しい手段は選べど、殺生を好まない性格をしているのもその裏付けのひとつ。

さらにはコラさんから惜しみない自己犠牲と愛情を受けた経験を持つのもまた、彼の人格を育てることに直結していると思う!


ワンピース77巻より引用 ローはコラさんから惜しみない自己犠牲と愛情を受けた経験を持つ!

冷徹無比な智謀の海賊、トラファルガー・ロー。

しかしそんな彼の中には理論や理屈だけで動く一面ばかりではなく、誰かの為を思って行動する慈悲の心も十二分に備わっているみたいだ。

海賊だからそういう感情を表に出すことはしない(むしろ隠そうとすらしている)と思うけど、心の奥のから滲み出るモノっていうのが、時々端々からこぼれてしいまう…みたいなところに、キャラの人物像の深みを感じるよね!

強引にギャップを演じようとしたらワザとらしくなってしまうけど、今回のローに関してはそういうバランスが非常に絶妙にコントロールされていて、尾田先生の表現力の凄まじさを再確認させられてしまった…!!

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