エンターテイナーになりたい。
テゾーロの夢は見事に果たされたわけなんだけど、それは本当に彼の臨んだ夢だったんだろうか?
今回は彼にとっての“幸せの定義”について、バトワンなりに考えていきたい!
【スポンサーリンク】
世界一幸せな嘘、テゾーロの「幸せの定義」を考えてみよう。
歌うのが好きだった。
世の中的にはどっちかというと不良少年に分類されるけど、それでも“どこにでもいる少年”だった。
それが若き日のテゾーロだよね。
そしてある日、彼はステラと運命の出会いを果たすことになるんだけど、ステラは天竜人に奴隷として連れ去られてしまう。
きっとこの時のテゾーロはとても無念だったに違いない。
ワンピースフィルムゴールド予告及びYOUTUBEより引用 テゾーロの無念
世界一のエンターテイナーになりたかった。
でも、バトワンには今のテゾーロが“描いた未来”に辿りつけたとは到底思えないんだよね。
どこかで歯車が狂ってしまったんだ。
そう、それはあの日。
ステラが連れ去られた瞬間に“テゾーロの中の時間”は止まってしまったのではないだろうか?
仮に世界一のエンターテイナーになれたとしても、あなたがいなくちゃ意味が無い。
その空白に埋まる名前こそが“ステラ”だったんだろう。
【スポンサーリンク】
世界一幸せな嘘
ステラは自分がもう“逃れられない”ことを知っていた。
でも、テゾーロは大真面目にステラを買うことを宣言したわけだよね。
とはいえテゾーロはちょっとやそっと頑張ったくらいで天竜人からステラを取り返せるとは思ってなかったはずだ。
きっと、テゾーロはステラに“嘘をついた”んだと思う。
それは逃れられない運命に対して、自分を騙すための嘘であり、ステラを笑顔にするための嘘。
きっと、ステラは“わかっていてその嘘を信じた”ような気がするんだよね。
ワンピースフィルムゴールド予告及びYOUTUBEより引用 運命の鎖に繋がれたステラ
幸せな嘘だった。
だからステラは最後にテゾーロにこんな幸せそうな笑顔を見せてくれた。
結果的にこの笑顔がテゾーロの時間を止めてしまうことになったんだとは思うけど…。
テゾーロの描きたかった未来とは?
当時のテゾーロは、自分の中でも何がなんだかわからない心境だったとは思う。
テゾーロはエンターテイナーにはもちろんなりたかったと思うんだ。
でも、ステラと共に笑顔でいられることが最も“幸せ”だったんじゃないだろうか?
世界一のエンターテイナーになれたテゾーロは、大半の黄金をその手中に収めながらも、どこか幸せそうには見えなかった。
きっとこのような力を手に入れられなかったとしても、彼は“テゾーロと一緒に毎日歌えれば幸せだった”と思うんだよね。
自分の中にある空白を埋めてくれる、ステラという名のたったひとつのパーツ。
それこそが、テゾーロにとっての「幸せの定義」だったんじゃないだろうか。
【スポンサーリンク】
バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!